「若い頃は、海外旅行で免税店のブランド香水を買ったりしたけど、最近はちっとも香水なんて使わない」
「子供が小さい頃には香水を控えていたら、すっかり縁がなくなってしまった」
そんなアラフォー以上の女性は意外と多いのではないでしょうか。
しかし、瑛人さんのヒット曲『香水』の中で、「ドルチェ&ガッバーナ」の香水が恋心を思い出させる描写からも分かるように、今も昔も、「香り」は女性の魅力をアップさせてくれる小道具の1つであることは変わりません。
そこで今回は、香水(フレグランス)は若い頃にちょっと手に取っただけ…という人向けに、種類や付け方のポイントを解説します。
大人女性の香水入門としてぜひ読んでみて下さいね。
香水の種類は4種類。「濃さ」と「持続時間」で選んで
香水は、食品のように法で分類されているわけではなく、呼び方もブランドごとに「パルファン」だったり「パルファム」だったりと微妙に異なりますが、大きく4種類に分かれています。
分類の基準となるのは、香水に含まれる香料の割合を表す「賦香(ふこう)率」で、割合が高いほど持続時間が長くなります。
パルファン (Parfum / Extrait)
- 賦香率:15~30%
- 持続時間:5~7時間
もっとも豪華な深みのある香りで持続時間が長く、格調の高い式やパーティなど夜のフォーマルな席におすすめ。
オードパルファン(Eau de Parfum /Esprit de Parfums)
- 賦香率:8~15%
- 持続時間:5時間前後
パルファンに近い持続力がありながら、オードトワレのような軽い使い心地で近年人気が高い。
オードトワレ(Eau de Toilette)
- 賦香率:5~8%
- 持続時間:3~4時間
カジュアルに使えるライトな香りで、もっともよく売れているタイプ。職場などで朝からつけても違和感がないものが多い。
オーデコロン(Eau de Cologne)
- 賦香率:3~5%
- 持続時間:1~2時間
香りの持続時間は短く、お風呂上がりやスポーツ後などに、全身にたっぷり使ってリフレッシュする使い方がおすすめ。
参考:日本フレグランス協会HP
初心者でも安心な香水のつけ方&つける場所
香水は初めて、久しぶり…という人は、もっともポピュラーな「オードトワレ」からトライしてみましょう。
オードトワレの容器の多くはスプレー式になっていますが、そのままシュッと吹き付けると量が多すぎて、最初は「香りが強すぎる」と感じる人も。
そんな場合は、
- 空中にシュッとスプレーして通り抜ける
- ティッシュやコットンなどにスプレーしてから任意の場所にトントンとつける
などの方法をとると、控えめに香らせることができます。
つける場所は肩や太もも、ウエスト、足首やひじ・ひざ関節の内側などがおすすめ。
香水の種類によっては、使用されている香料が紫外線と反応して肌トラブルのもとになる可能性もあるため、直射日光の当たりにくい場所が基本です。
また、映画で見るような首回りにシューッと吹き付けるつけ方は、慣れていないと香りが強く感じられたり、かなりセクシーな印象を相手に与えてしまったりする可能性も。
最初は胸より下に、少量ずつつけるようにすると、上品に香らせることができます。
POINT
- 香水は濃さと持続時間によって4種類に分かれる
- 初心者さんには「オードトワレ」が手頃
- 胸より下の位置に、少量ずつつけるのがおすすめ
通勤電車やオフィスでは周囲に配慮して香水を使っていなかった人もいるかと思いますが、リモートワークなら好きな香りを楽しむのも自由自在。
「やっぱり香水はちょっと…」
という人は、アロマなどのルームフレグランスもいいですね。
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フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!