つやつやのジェルに、絵画を移したようなグラデーション。
10本の爪を彩るネイルは見ているだけで気分を高めてくれますね。
コーディネートや気分に合わせて気軽に変えられるセルフネイルは、サロンネイルとはまた違った楽しみ方ができます。
今回はセルフネイルについて。
基本の道具や綺麗に塗るためのヒント、ジェルネイルのやり方についてお届けします。
セルフネイルのポイント。綺麗に塗るための下準備とは
はみ出したりムラになってしまったりと、ポリッシュを綺麗に塗れない。
塗ってもすぐ剥げてしまう。
こういった悩みから、セルフネイルに難しさを感じている人も多いのではないでしょうか。
いきなり凝ったデザインをできるようにはなりませんが、基本的な道具と塗り方のポイントを抑えればセルフネイルは難しいものではありません。
セルフネイルに欠かせない5つのアイテム
ネイルの持ちを良くしたり綺麗に見せるのはポリッシュだけでは難しいため、ポリッシュ以外に4つのアイテムがあれば安心です。
- ポリッシュ(マニキュア)
爪用の塗料でさまざまな色や質感が展開されています。
ツヤのあるポリッシュだけでなく、マットな質感のポリッシュもあるので、好みやシーンに応じて選んでください。
速乾ポリッシュは乾かす時間も短縮、乾く前のヨレや傷が気になる方にぴったりです。
- トップコート
ネイルポリッシュの上から使用するトップコート。
艶を出すほか、強度を高め、ポリッシュの剥げを防ぐ効果が期待できます。
爪が弱い方やネイルの持ちを良くしたいとお考えであれば、ポリッシュの次に欠かせません。
- ベースコート
ポリッシュを塗る前に使用するベースコート。
トップコートと同じく爪を補強する役割もありますが、トップコートにはない効果があります。
素爪に直接塗るため色素沈着を防ぎ、美容成分が配合されたベースコートならトリートメント効果も期待できます。
二枚爪や割れやすい爪など、肌と同じく乾燥がトラブルを招くため、ケアをしつつセルフネイルも楽しみたい方におすすめ。
一本でトップコートとベースコート使いができるものも展開されています。
- ヤスリ
爪の先端を整えるだけでなく、表面をなめらかにするのにも役立つヤスリ。
用途に応じて種類を使い分けることもありますが、まずは裏表で目の荒さが異なるネイル用ヤスリが一本があれば良いでしょう。
- 甘皮プッシャー
爪の根元の皮膚から少し伸びる、爪を覆う薄い膜を甘皮と呼びます。
ポリッシュを乗せる前に甘皮処理を行うと、見た目の改善だけでなく健やかな爪を育むことにもつながります。
甘皮プッシャーは余分な甘皮を押し上げる道具。
先端がヤスリの形状になったタイプは、押し上げた甘皮を簡単に除去できます。
また、以下の3つはポリッシュのはみ出し修正に役立つので、用意できるとさらに安心ですよ。
- 除光液(はみ出したポリッシュの除去のため)
- 綿棒(除光液をつけて修正するため、コットンでも可)
- マスキングテープ(ポリッシュが皮膚につくこと自体をガード)
ポリッシュを塗る手順とポイント
道具が揃ったら手順を確認。
それぞれの段階で注意するポイントも合わせてチェックしてみてくださいね。
①甘皮処理
甘皮は乾燥した状態でなく、お風呂上がりやハンドクリームで甘皮をふやかしてから行うと爪への負担が軽減できます。
甘皮を全部取るのではなく、プッシャーで押し上げた余分な部分だけを処理しましょう。
②爪の形状を整える
爪の長さや表面の凹凸を整えるヤスリ。
表面をなめらかにするとポリッシュも綺麗に塗れます。
③ベースコート
④ポリッシュ
⑤トップコート
ベースコートからトップコートを塗る手順でポイントとなるのが、ブラシに液をつけすぎないこと。
ボトルの口でハケの片側の液を落とし、ハケを扇状に広げて塗りましょう。
また、爪のエッジ(長さや形を変えるとき、ヤスリを当てる爪の先端部分)も忘れず塗ること。
爪の断面にハケを軽く触れさせるだけで、ポリッシュが剥がれにくくなります。
ベースコートとトップコートは一度塗り。
ポリッシュは薄く塗り、しっかり乾いてから出したい色になるまで重ねて。
はみ出したら乾く前に修正してくださいね。
ジェルネイルは家でできる?剥がせるジェルネイルって?
単に色を乗せるだけでなく、もう少しネイルを楽しみたいならジェルやデザインネイルがおすすめです。
ジェルネイルの特徴
ジェルの定着を良くするために自爪の表面を削ったり、UVライトに当てて硬化させる必要があるなど、ポリッシュに比べて少し工程が増えるジェルネイル。
数週間楽しめる持ちの良さと、ぷっくりとした質感が特徴です。
ジェルネイルキットなら、ベースジェルからトップジェル、ライト、ブラシなどが一式揃っています。
ブランドによって内容物が異なるため、すでに持っているアイテムと重複しないようなキットを購入すると良いでしょう。
「ポリッシュタイプ」のジェルならマニキュア感覚で使えるため筆は不要。
ジェルネイルを落としたい時には市販のリムーバーパックを使用し、無理に削ったり剥がしたりしないでくださいね。
ポリッシュとジェルのいいところどりのジェルネイルもあります。
UVライトで硬化の必要があるもののペリッと剥がせるこのタイプは、ジェルネイルのネックである「オフ」に手間がかかりません。
その代わり3週間持たずにぽろっと取れてしまうので、シーンや好みに応じて選んでくださいね。
POINT
- 綺麗なネイルはポリッシュを乗せる前の「ハケで液量を調整する」工程が重要
- 爪の先端(エッジ)を塗ると剥げ防止に
- ジェルネイル初心者はキットを購入するのもおすすめ
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大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。