今回は2020-21AWのアクセサリートレンドについて。
前回のトレンド記事では「素材感」と「カラー」に注目したアクセサリー選びをご紹介しました。
では2020-21AW(秋冬)シーズンのアクセサリートレンドはどう変化していくのでしょう。
着回し志向が高まる中、アクセサリーはオリジナリティやインパクト重視に?注目はチェーン使いやチョーカー?
今回は2020-21AWのアクセサリートレンドに注目し、選び方やおすすめのアクセサリーをお届けします。
2020-21AWアクセサリートレンドは「オリジナリティ」「インパクトフル」に注目
ファッションのトレンドはクラシカルでエレガントなムードが継続。
そこに新型コロナ禍の影響を受け、着回し重視のファッションが本格化してきています。
カラーはワントーン、サステナブル素材や着心地の良い素材にも注目が集まりそうです。
そんな中、アクセサリーは「オリジナリティ」と「インパクトフル」がキーワード。
まずはひとつめの「オリジナリティ」からみていきましょう。
「オリジナリティ」を引き出すアクセサリー
どんなデザインを身につけているかで、その人のことが少しわかるような気がするアクセサリー。
2020-21AWでは、その人自身の個性が引き立つような身につけ方がポイントとなりそう。
たとえばパール。
冠婚葬祭を彷彿とさせる従来のシンプルなものではなく、新しさを感じるデザインが続々と登場しています。
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おなじみTASAKIのdangerシリーズ。
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sacaiがコレクションで提案したビジューネックレスとの重ねづけも新しいですね。
つまり、見慣れた素材も「組み合わせ」や「身につけ方」でその人らしさを表すアクセサリーとなるということ。
デザインでの差別化はもちろん、2way、3wayといったマルチウェイのアクセサリーで自分らしさを引き出す装いも活発になりそうです。
着回し志向を支える「インパクトフル」なアクセサリー
そしてもうひとつのキーワード「インパクトフル」。
着回し志向が高まるなかで、服の印象をパッと変えるようなインパクトフルなデザインに注目が集まっています。
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ボリューミーなチェーンチョーカーに、大ぶりのブローチ。
ビジューが敷き詰められたヘッドドレスといったアイテムにも火がつきそう。
ゴールドやプラチナも素敵ですが、今季はコスチューム・ジュエリーのようなインパクト重視のデザインをひとつ手に入れてみても良いですね。
コスチューム・ジュエリーについてはこちらの記事もご参照ください。
関連記事:「メリー・ポピンズ リターンズ」の衣装が素敵!キャラクターの衣装のポイントとは?
2020-21AWトレンドのいちおしアクセサリー
チェーン
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アクセサリーはもちろん、バッグハンドルにあしらわれたりと今季多くのブランドで見かけたチェーン。
デザインはふたつの傾向に分けられます。
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ひとつはコマ目が大きくシンプルなデザイン。
片耳ピアスとして、またはチョーカーとして取り入れるのがトレンド。
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もうひとつは幅が細いチェーンで凝ったデザイン。
アパレルのトレンドでもあるフリンジをチェーンで取り入れるのもおすすめ。
セリーヌのように、インナーはもちろんジャケットの上からチェーンベルトを巻く着こなしも素敵ですね。
チェーンの印象を少し柔和にするパールとの組み合わせなら、シンプルなワードローブにひと匙の新しさを吹き込んでくれること間違いなし。
チョーカー
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2020-21AWで顔まわりを彩るのはチョーカー。
華奢なものやベルベット素材ではなく、メタル感の強いデザインがトレンド。
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サンローランのランウェイでのボウタイブラウスの上から幅広のチェーンをのぞかせる着こなしは、ボウタイの品のよさを良い意味で崩した現代的な装いに惹きつけられました。
エレガントなスタイルにあえて合わせて、そのバランスを楽しみたいですね。
バランスが難しいならタートルネックでシンプルに。
ラウンドネックで着け襟のように楽しめるチョーカーを選んで。
コインネックレス、ロケットペンダント
コインネックレスやロケットペンダントなど、どこか懐かしい雰囲気漂うアクセサリーたちもランウェイで数多く登場しました。
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シャネルやグッチではクロス、アレキサンダー・マックイーンでは長さの異なるハートのロケットペンダントを2連3連と重ねづけする着こなしが素敵でしたね。
一本でさらりと身につけるのも、短めのネックレスと重ねてつけるのもお好みで。
シンプルなチェーンのコインネックレスは、飽きない定番のデザイン。
長く愛せるジュエリーを今だからこそ手に入れてみても良いかもしれません。
サステナブルな取り組みは個々人によって基準も異なります。
一生愛せるジュエリー・アクセサリーを選ぶことだって、自分でできる取り組みのひとつ。
難しく考えすぎずに、まずはできることからはじめてみましょう。
POINT
- 2020-21AWアクセサリーは「オリジナリティ」「インパクトフル」がキーワード
- 「組み合わせ」「身につけ方」で自分らしさを表現して
- 服の印象を変えたいならコスチューム・ジュエリーなどのインパクトフルなデザインを
- チェーンのデザインは「シンプルな重厚感」か「デコラティブで華奢」
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大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。