夫婦で外出する機会の増える年末年始。
令和の時代、妻に服装を選んでもらう男性はずいぶん少ないと思われますが、夫が自身で選んだコーディネートを妻目線で見てみると、
「いつも変わり映えがしない着こなし」
「もう少し流行も意識してみても…」
と思うことがあるかもしれません。
かといって、突然そんなことを言われても夫も困ってしまいますよね。
そこで今回は、40代を中心とした男性に抵抗なく受け入れてもらえそうな、さりげなくトレンドを取り入れたおすすめアイテムとコーディネートを紹介します。
いつものファッションから1アイテムだけチェンジしたり、組み合わせを変えるだけでもぐっとお洒落に見えるはず!
今年風のチェック使いは大柄グレー・ブラウンが旬
定番の無地のニットやパンツの組み合わせも、少し柄を取り入れると一気に今年風になります。
ポイントは、細かいギンガムチェックや千鳥格子などは避け、チェックの幅が大きめの柄を選ぶこと。
色はやはり英国テイストの流行を受けて、ブラウン系やグレーなどがおすすめです。
チェックの中の一色を選んで、シャツやニット・ボトムスなどとリンクさせると自然にまとまり、失敗がありません。
チェック柄を取り入れるのは、ジャケットやコートなど面積の大きいものほどトレンド度が高くなりますが、ハードルが高い…という場合にはマフラーなどの小物で取り入れるといいですね。
異素材コンビ・切り替えデザイントップスも流行中
2019年から2020年にかけてボア素材のブルゾンやコートが大流行していますが、大人世代がそのまま着ると、カジュアルすぎて普段着そのものに見えてしまう可能性もあります。
ひとひねりある、異素材を切り替えて配したデザインならよりおしゃれに着こなせそう。
ボア以外でも、ニットとレザーなどの異素材コンビは今季のトレンドなので、ベーシックな色でもどこか今年風に着こなせておすすめです。
大人の男性こそ「冬の白」を!
子どもが小さいうちは、パパには一緒に走り回って遊んでほしいから、汚れても安心なブルーデニムやカーキのパンツなどがおすすめ。
しかし、40代ならそろそろ子どもも成長する頃。ぜひ男性にも白を取り入れてほしいですね。
特に、アウターをはじめニットやパンツなどダークな色ばかりになりがちな冬には、白のボトムがイチオシです。
チェック柄同様、いきなり面積の広いアイテムで白を取り入れるのは抵抗があるようなら、まずはキャップやスニーカーなどの小物からチャレンジしてみると良いですね。
ワントーンコーデの波は男性ファッションにも
2019年、レディースでは、ニットとスカートのセットアップや、同系色のアイテムで統一する「ワントーンコーデ」が流行しました。
この波は確実に男性のファッションにも影響しています。
中でもアラフォー以上の男性が取り入れやすいのは「紺(ネイビー)」のワントーンコーデではないでしょうか。
全身黒はちょっと…という男性でも、ビジネスウェアの延長上にある紺は比較的取り入れやすいカラーだと言えます。
紺(ネイビー)のアウターとパンツに淡いブルーのニットなど、同系色のグラデーションで合わせるのも今年らしく決まります。
女性には白やベージュなどで全身揃えるワントーンコーデが流行していますが、40代以降では恰幅が良くなってきた男性も多く、妻としては膨張色は心配、という人もいるかもしれません。
ブラウン系のワントーンならほどよくトレンドを意識しつつ、引き締め効果も期待できそうです。
年末年始のセールでこれから洋服を買うなら、すでに持っているアウターの色をメインに、ワントーンや同系色グラデーションになるような色のアイテムを買い足していくといいですね。
もともと男性はスーツで上下同色の着こなしには慣れている人が多いので、コツをつかめば抵抗なく取り入れられるはず。
POINT
- 大柄のチェックをどこかに取り入れて手軽に今年らしく
- アウターは異素材ミックス・切り替えデザインが狙い目
- 大人男性こそ「冬の白」を取り入れよう
- ワントーンや同系色にも挑戦してみて
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フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!