子どもの進学などでライフスタイルが変わる40代からの女性には、パートや転職など仕事の面接に行く機会もたびたび訪れます。
今回の記事では、基本的な採用面接の服装マナーと、正社員・派遣・パートなどそれぞれの状況に合わせたアラフォーからの面接コーデのヒントをお伝えします。
実際に派遣会社やパートの面接に行った人からの「こんな感じでOKでした!」という体験談も紹介します。
※普遍的な考え方のもと、ファッションの画像については2023年秋最新版に変更しました。
基本的な採用面接の服装マナー
学生が新卒で入社する際の面接には紺のリクルートスーツが一般的ですが、既卒の採用面接では基本的にリクルートスーツは着用しません。
正社員の面接など、もっともフォーマルな面接には、商談で着用するようなビジネススーツを選びましょう。
カラーはベーシックな黒・グレー・ネイビーなどがおすすめです。きりっとした印象と、濃色によるボディラインの引き締め効果も期待できます。
スカートとパンツはどちらがいいのか迷うことがあるかもしれませんが、現代ではどちらが正式という決まりはないと考えられています。
ただ、受付などある程度の華やかさが求められると思われる職種ではスカートを、営業職など活動的な人材が求められていると思われる職種にはパンツを選ぶ…というのも1つの考え方。
スカートの場合は、短すぎるものや長すぎるものは避け、立ったときに膝が隠れるもの、座った時も膝上5センチより短くならないものを選びましょう。
タイツや靴下は(もちろん素足も)カジュアルな場面の装いと見なされますので、肌色のストッキングが安心です。
いずれにせよ、スーツは今後のあなたの働く姿をイメージさせるためのものです。
不自然に見えないよう、実際に着てみてしっくりくるものを選ぶと良いでしょう。
派遣会社の登録会や就業先との顔合わせには
派遣で働く場合、まずは派遣会社のオフィスで登録を行うことがほとんどです。
この時は必ずしもビジネススーツを着用する必要はありませんが、持っているならもちろんスーツで行くのがおすすめです。
派遣会社は自社の派遣するスタッフに責任を持たなくてはならないので、ラフすぎるファッションよりも、きっちりとしたスタイルの方がより幅広い派遣先に紹介できると評価されるでしょう。
スーツが用意できない場合は、ジャケットにタイトスカート、パンツなど、できるだけオフィスにふさわしい服装を選びましょう。
派遣先との挨拶や顔合わせの際も、上記に準じたファッションが無難です。
派遣先が私服の職場であれば、挨拶の時にそこで働く女性のファッションを見て、カジュアル度やOK/NGラインの参考にすると良いでしょう。
ただ、実際に派遣会社に登録後、制服のある会社に派遣が決まった40代の女性によると、
「夏場だったのでスーツではなくブラウスとパンツで登録会と派遣先への顔合わせに赴きましたが、特に問題ありませんでした」
という体験談もありますので、予算や希望の職種によってはケースバイケースで良いと思います。
パート・アルバイトの採用面接には
パート・アルバイトの採用面接の場合も、ビジネススーツがあるならそれで問題ありません。
カジュアルすぎて不採用になる可能性はあっても、かっちりしすぎて不採用…ということは通常考えにくいためです。
特に事務系のパートでは、最近は経費削減などの理由から私服の企業も増えていますので、就業後の姿をイメージし、少なくとも「オフィスカジュアル」といわれるファッションで面接に臨みましょう。
オフィスカジュアルとは、ワンピース+ジャケット、ニットアンサンブル+パンツといった「スーツではないけれどオフィスにふさわしい私服」のことをいいます。
なお、スーパーマーケットやコンビニなど制服のある接客業や、工場など来客のない職場の採用においては、
「普段着で面接に行ったけれども採用された」という人も多くいます。
ただ、どのような職場でも、仕事であるということは意識したいもの。
できるだけデニムなどは避け、トップスもジャケットや襟のあるシャツなどきちんとしたイメージと清潔感のある服装を心がけたいですね。
POINT
- 正社員の面接はビジネススーツがマスト
- 派遣の登録や顔合わせにもスーツやジャケット着用がおすすめ
- パートやアルバイトの面接も清潔感ときちんと感を忘れずに
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フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!