この夏、「ワンショルダー」のデザインが注目されていますね。「アシメトップス」「アシメタンク」といった服の説明も目にするようになりました。
アシメとは何?ワンショルダー以外のアシンメトリーな服とは?大人コーデにアシメを取り入れるには?
今回はファッションにおけるアシメの意味と、2019年夏から2019年秋コーデに向けて、大人世代にも取り入れられそうなアシメデザイン、アシメファッションのヒントをお届けします。
アシメの意味とは?アシンメトリーとシンメトリーの違いは?
アシメって何の略?
アシメとは、アシンメトリー(アシメトリーとも表記されます)の略。
英語では【asymmetry】、「左右非対称の」「不均衡」という意味です。
もとはシンメトリー【symmetry】=「左右対称の」「均整のとれた、調和した」という言葉があり、その反対語ですね。
アンバランスにすることで動きや変化、個性や遊び心を出すアシンメトリーなデザイン。
昭和のデザイナーズブランド全盛期にはよく見られましたが、その後普通っぽいファッションが主流の時代には減少していたデザインです。ここに来て改めてアシンメトリーのモード感や面白さが注目されています。
アシメとワンショルダーは同じ?
ワンショルダーはアシメのひとつの例。左右非対称、不均衡なデザインはアシンメトリーと呼べるので、デザインのバリエーションは幅広いです。
また、ウエストのリボンをサイドで結ぶ、シャツを斜めに巻くといった自分の着こなし方でもアシンメトリーなコーデを工夫することができます。
ちなみにアシメという略し方はヘアスタイルの世界から。左右の長さバランスを変えた髪型・アシメスタイルや、斜めに作ったアシメ前髪など。ヘアメイク用語がファッションに広がるパターン、増えていますね。
夏のアシメトップス、大人コーデのヒント
この夏チャレンジしてみたい「アシメトップス」
夏の時期、アシンメトリーなデザインに挑戦するならトップスで。
写真はシンプルなブラトップタイプのワンショルダータンクトップ。「アシメタンク」とも呼ばれるタイプです。
単品で着るには抵抗がある大人世代も、羽織り系のカーディガンやシャツワンピースのインナーとしてなら気軽にチャレンジできるのでは。
胸元に斜めのラインが入ることで、ベージュ系ワントーンコーデも新鮮に。
積極的にアシンメトリーデザインを楽しみたい大人世代には、アシメデザイントップスもおすすめ。
ひねりの効いたデザインでさりげなく大人っぽい肩出しに。ダークカラーでモード感のある晩夏スタイル。
肩は出さずにアシメを楽しむなら、変形Vネック
逆に肩は出したくない!という方は、シンプルなVネック感覚のワンショルダートップスを。
デコルテも大人っぽく見え、アシメトップス入門とも言える着やすいタイプです。
このほか、裾が斜めにカッティングされたトップスや、ラップパンツのように片側で絞るデザインも、大人世代が取り入れやすいアシンメトリーファッションですね。
2019秋はアシメに挑戦しやすいシーズン
アシメなデザインが定番アイテムを新鮮に!
2019秋もアシンメトリーデザインは広がっています。
レイヤード(重ね着)できる季節なら、大人世代も肌見えなどを気にせず個性的なアシメスタイルを取り入れられそう。一点プラスするだけでも新鮮です。
定番的なニットベストも、裾のカッティングがアクセントに!一枚着でもレイヤードでも着回せるので、シーズンの端境期におすすめです。
サイドプリーツやイレギュラーヘム…アシメボトムにも注目
ボトムもアシンメトリーデザインに注目して。サイドプリーツや、ラップ風のディテールなど。
「イレギュラーヘム」と呼ばれる動きのあるニットスカートは、リブとフラットの編地切り替えも遊び心がありますね。
注目のサロペットにも、ワンショルダーなどのアシメデザインタイプがあります。
アクセサリーでアシンメトリーを楽しむ
ピアス、イヤリング、イヤーカフ…「耳飾り」でちょこっとアシメコーデ
アシメデザインはちょっと難しそう…やっぱり服はベーシックな形がいい!という方は、アクセサリーで変化をつけてみては?
アシメを取り入れやすいのはピアスやイヤリング、イヤーカフ。
片耳だけに大ぶりのデザインをつけたり、シンプルなピアスに片側だけイヤーカフをプラスしてみたり…アンバランスなリズム感でコーデにメリハリがつけられます。
デザイン違いのコンビタイプは最初からコーディネートされていて便利ですね。
POINT
- アシメとは「アシンメトリー(左右非対称)」の略
- この夏のワンショルダー人気、大人コーデにも取り入れたい
- 秋はデザインも豊富&アクセサリーでも挑戦できるアシンメトリー
つい同じようなカラーやコーデになりがちという大人世代も、アシメ感覚を少しだけ取り入れると新鮮に!
遊び心のあるファッションを楽しんでみてくださいね。
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マーケティングディレクター、ジュエリーに詳しいライター、女性メディアライター、ジュエリーデザイナーなどによる専門チーム。