新しい元号が「令和」に決定しましたね!
英語では「Beautiful Harmony=美しい調和」という趣旨であると外務省が説明したように、人々が心を寄せ合う美しさや平和への希望に満ちた元号です。
ヒカリモノガタリ編集部でも「エレガンス、クールビューティといったイメージ」「優美な響き、色で例えるとプラチナのような感じで素敵!」と新元号・令和の話題で盛り上がりました。
さて編集部では以前「2019年は改元もあって大きな変化の年」という2019年トレンドの記事を書きました。
大きな潮流の中、「令和時代」という具体的な言葉の元号が気持ちの上でも「区切り」「きっかけ」となり、人々の感覚にもますます影響が出るかも⁈
今回は主にファッションやライフスタイル的な視点から、新元号「令和」がトレンドや世の中のマインドに影響するかもしれない点・5つのキーワードをあげてみました。
1.エレガンス
エレガンス傾向の拡大
2019年春は優しいペールトーンにボリュームのあるスタイル、ワンピースやロングスカートが優勢です。2019-2020年秋冬のファッショントレンドもエレガンス(優美、上品といった意味)ムードへ転換していると言われています。
ここへ「令和」の優美さが加わることで、エレガンス傾向が拡大するのでは。
5月の改元にあたっては皇室ファッション、世界のロイヤルファッションにも注目が集まりそうです。
2.モード
個性化と令和時代の新しいモード感
モード感…かなり曖昧な言葉ですが、その時代最新の非凡で尖った感覚とでも表現すればよいでしょうか。「個性化」「多様化」の大きな流れの中、普通服の着回し系からそれぞれの人の個性や主張のある「モード」へ。
新元号発表の際、安倍総理大臣の談話でSMAPの楽曲「世界に一つだけの花」があげられたことが印象的です。一人ひとりが自分らしく生きる令和時代のスタートで、個性化が加速しそうな予感がします。
働き方改革、ジェンダーレスといったキーワードとも絡んで、多様な生き方と個性的なモード感のあるスタイルがますます支持されていきそうです。
3.メモリアル
「令和元年婚」などのメモリアル消費
「令和初」「令和元年」…人間が行動を起こす区切りになりやすい記念の年。
平成最後の春に「平成駆け込み婚」も多かったようですし、令和元年に婚約・結婚したいカップルは多そう。「令和元年婚」「令和あやかり婚」でブライダル関係は盛り上がりそうですね。
その他にも令和元年をメモリアルな年としたい方は多いはず。記念の年や日付、言葉などが刻印できるジュエリーはメモリアルイヤーには相性がいいですよね。また思い出に残る体験やライブ感への欲求も高まりそうです。
4.エシカル
エシカル・サステナブル意識の高まり
世界全体がSDGs(持続可能な開発目標)などで世界環境や平等・平和などに対する姿勢を見せる中、日本も「美しい調和」を積極的に目指すと国際的に表明したようでもある新元号。
エシカル(倫理的・道徳的)でサステナブル(持続可能)といった言葉も一般的になってきました。
令和時代のものづくりやビジネスには、よりエシカルな要素が求められそうです。
今後「所有」より「使用」志向、サブスクリプション(定額利用)感覚の定着など、令和時代が進むにつれてみんなの価値観や生活行動そのものも大きく変化していきそうですね。
5.レトロモダン
温故知新・日本文化の再認識
「令和」が1200年余り前に編纂された日本の古典・万葉集から選ばれたという点から、古典や歴史への関心が高まっていますね。そもそも元号自体が、長く続いてきた日本独自の紀年法です。
故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る、「温故知新」という言葉を令和時代の始まりに改めて思い起こします。
海外からの旅行者や居住者も増加、2020年の東京オリンピックも控えている状況での新元号・令和。
国際感覚が求められる一方で、レトロな商品やデザインの独自性の再評価、日本文化や「和」の魅力の現代的アレンジといったレトロモダン志向も高まるのではないでしょうか。
POINT
- 「令和」の意味は国際的には「Beautiful Harmony:美しい調和」
- 元号決定によりマインドや行動の「区切り」「きっかけ」ができる
- エレガンス傾向が拡大しそう。個性化や価値観の変化にも注目
令和という新元号の影響や令和時代のマインドのヒントを編集部の視点で取り上げてみました。
5月1日から令和時代、どんな世の中になっていくのか注目ですね!
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マーケティングディレクター、ジュエリーに詳しいライター、女性メディアライター、ジュエリーデザイナーなどによる専門チーム。