クリスマスにカウントダウン、お正月にバレンタイン。
一年の中でも特別なイベントが多い冬は、きっと外出の機会も多いはず。
イベントごとに提案されるコーデ記事、「イベントコーデ」「ファッション」は目にするものの、「ジュエリー・アクセサリー」となると少なくなりますよね。
そこで今回は冬イベントに映える宝石(ジュエリー・アクセサリー)をご紹介。
宝石の色から特性、逸話をもとに、冬のイベントシーンに映える宝石を5つピックアップしました。
イベントごとに宝石を提案していますので、ジュエリー・アクセサリーコーデの参考にしてくださいね。
2024年の冬イベント×宝石(アクセサリー)コーデ5選
クリスマス×アレキサンドライト
12月最大のイベント、クリスマス。
大人から子どもまで楽しめるイベントのイメージカラーはグリーンとレッド。
ヒイラギの葉やモミの樹の緑色と、キリストの血を表す赤色から構成されています。
クリスマスといえば思い浮かべる、このカラーを宿す宝石があります。
その宝石は「アレキサンドライト」。
カラーチェンジする宝石の一種であり、太陽光の下ではグリーン、白熱光の下ではレッドを示します。
屋外と屋内、昼と夜で色を変えるその様子は、クリスマスをより特別に彩ってくれそうですね。
アレキサンドライト以外なら、それぞれの色の宝石を身につけるのはいかがでしょう。
四大宝石に数えられるこのふたつの宝石を、ネックレスとリングというようにクリスマスのカラーリングでコーディネートするのも素敵です。
忘年会・新年会×アメシスト
12月には忘年会、1月には新年会。
一年の終わりとはじまりに、お世話になった方々と過ごす席につきものなのがお酒。
お酒と宝石は一見関連性がないように思われる方も多いのでは。
しかし、「シェリー酒」や「コニャック」、「シャンパン」など、宝石の美しい色をたとえる時お酒の名前が用いられてきました。
また、真珠をワインビネガーに溶かして飲んだクレオパトラなどの逸話も残されています。
「アメシスト」もそのひとつ。
語源が「酒に酔わない」という意味のギリシャ語「amethistos」からきており、忘年会・新年会を楽しく過ごすためのお守りとして身につけてはいかがでしょうか。
視界に入りやすいリングなら、「飲み過ぎないように」とアメシストを見るたび気を引き締められそう。
カウントダウンライブ×ペリドット
お家で家族と紅白歌合戦鑑賞、友人とパーティー。
または恋人と初詣など、人の数だけあるさまざまな年越し。
コロナ渦が明け戻ってきたイベントを含め、年越しイベントも多様化。
音楽フェスもそのひとつであり、今年はカウントダウンライブに久々参加する!という方におすすめする宝石は「ペリドット」。
8月の誕生石であり、夏のイメージが強い若葉色の宝石は「イブニング・エメラルド」という別名があります。
照明に映えるというこのペリドットの特性は、夜の屋内イベントにぴったり。
動きのあるチェーンピアスを選んで、あなたを照らす特別な灯りとして身につけて。
初詣×クオーツ
世界中で不思議な力を持つと信じられてきた宝石。
ひとかけら飲むことで病気を治したり、災いを防ぐ道具として身につけられたり。
医学の進歩によってそうした民間伝承は少なくなっていきましたが、形を変え「お守り」として現代に残っています。
お守りを新調する機会でもある初詣の宝石には「クオーツ」を提案。
2024年は辰年。
絵画やお守りの龍が手に持つ玉にクオーツが用いられているのを目にしたことはないでしょうか。
ドラゴンモチーフはハードでもクオーツならさらっと身につけられ、さりげなく干支を意識したジュエリーコーデをしたい方におすすめ。
この龍が持つ玉は「如意宝珠(にょいほうじゅ)」という願い事がすべて叶えられる玉なんだとか。
厳密にはクオーツであるかは定かではないものの、旧年の感謝と新年の願掛けを行う初詣のジュエリーにぴったり。
バレンタイン×ブラウン・ダイヤモンド
クリスマスにカウントダウン、お正月を終え、冬のイベントの締めくくりがバレンタイン。
恋人だけでなく、家族や友人にチョコと感謝の気持ちを贈る日。
大切なイベントを飾る宝石は、チョコ色の「ブラウン・ダイヤモンド」を。
ダイヤモンドといえばカラーレスが定番ですが、カラーダイヤモンドにはカラーレスにはない「色」の魅力があります。
ブラウン・ダイヤモンドのシックな色味は、冬の装いにも馴染みます。
色味が落ち着いているので、マーキースやペアシェイプなど、普段は選ばないカットを選んでみるのも。
バレンタインにちなむならハートシェイプはいかがでしょう。
可愛らしさを控えめに、大人のエレガントさを感じるピアスがおすすめ。
POINT
- イベントに映える宝石(アクセサリー)はさまざまな選択肢がある
- 色で選ぶならイベントカラーを取り入れて特別感を
- 「お酒に酔わない」アメシスト、照明下で輝きを増すペリドットなど、シーンに応じて選ぶのもおすすめ
ジュエリー・アクセサリーはファッションとのバランスを重視して選ぶことが多いかと思います。
ただ、たまにはイベント色を取り込んだり、主役にして特別感を演出しても楽しめるのがジュエリー・アクセサリーの良いところ。
この機会に新調するのもよし、手持ちのアイテムたちを見返してみて、イベントを盛り上げるコーデを考えてみてはいかがでしょう。
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大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。