シャツ1枚で過ごせそうな日が続いたかと思うと、ぐっと冷え込んだりして、気付けば今年も年末年始の足音が聞こえてきました。
この冬は温泉や観光地へ旅行に出かけたり、遠く離れた故郷へ帰省する方も多いのではないでしょうか?
今回は、冬旅行コーデ・帰省コーデのポイントをお届け!
ときに大雪になることもある旅先での防寒対策から、年末年始の帰省先で台所に立つ時にも動きやすく、お洒落感と晴れやかさのある新年の装いまで、おすすめのコーディネートや持っておくと便利なアイテムなどを紹介します。
冬の温泉&観光旅行へ。大人女性の冷えない着こなしポイントは
冬の海や雪景色を眺めながら温泉にゆったりとつかり、カニや海の幸に舌鼓…この冬は、そんな旅行もやっと気兼ねなく楽しめるようになってきました。
しかし、東北や日本海側では冬場はしぐれやすい気候のため、出発時は晴れていたのに現地に着くと急な雨や雪に見舞われることも珍しくありません。
変わりやすい天候や寒さに対応できるような洋服や小物を用意していきたいですね。
コーデのポイントは以下のとおりです。
足元を最初に決定する
冬に限らず、コーディネートは足元(靴)から決めていくとスムーズです。
せっかくトップスとボトムスを選んだものの、玄関で靴を履こうとしたとき雨に気付き、履こうと思っていた白いキャンバス地のスニーカーを「泥はねが心配だからやめておこう」とチェンジ。すると服と合わなくなってしまい、結局服のほうを着替える羽目になってしまった……そんな経験はありませんか?
出発時はもちろん、旅行中に雨や雪が降り出す可能性がある冬の旅には、泥はねなどの汚れが拭き取りやすいレザーやフェイクレザー(人工皮革)のブーツがおすすめです。
オーソドックスな黒はもちろん、ブラウンやグレーなども合わせやすいですね。
出発前に防水スプレーをかけておくとさらに安心です。
車を運転するためにドライビングシューズに履き替えたり、食事で座敷に上がることが分かっている場合は、脱ぎ履きのしやすいショートブーツやブーティもおすすめです。
▼ブーツの形やトレンドはこちらもあわせてお読み下さい!
コートはゆるめのシルエットで。キルティングもおすすめ
ウールやレザーの重いロングコートは、あたたかさはばっちりですが、電車など暖房の効いた場所で脱ぐと邪魔になりますし、着たまま長時間座っているとシワになってしまうことも。
少しゆるめのシルエットで、軽くふわっと着られるコートが旅にはおすすめです。
ゆとりのあるシルエットのコートなら、トレンドのボリュームニットの上から羽織ったり、コンパクトにたためるダウンをインナーに着ることもできるので、重苦しくならずに寒さ対策が可能です。
今季も人気継続中のキルティングコートも軽くてシワになりにくく旅行向けです。
▼キルティングとは?詳しくはこちらでも解説しています
ニットのセットアップが着回せて便利
洋服は、セーターやカーディガン+スカートやパンツと、上下セットでも別々にも着られるニットのセットアップを持っていくと便利です。
初日はセットで、翌日はセーターと別のスカートを合わせて…と、気温や気分で自由に組み合わせできるのが良いところです。
大晦日や元旦に、動きやすさとお洒落を兼ね備えた優秀アイテム
年末年始の帰省では、年越しそばやおせちにお雑煮作りと、なにかと台所に立つことも多くなりがちですよね。
いっそ全身覆える割烹着を持っていくのもひとつの手ですが、万が一汚れてしまっても慌てて洗濯しなくて済むよう、濃色または柄のある服を選ぶと安心です。
ジャカード柄のニットで華やかさもプラス
昨シーズンあたりから人気継続中のジャカード柄なら、お正月にふさわしい華やかさや格式も感じさせてくれます。
動きやすくて防寒もできるボアベストが便利
大掃除も手伝うなら、両手が動かしやすく、身体はあたたかく包んでくれるボアのベストもおすすめ。
初詣などのお出かけにはあたたかいニット帽があると良いですね。大人女性には、チクチクしないカシミヤ素材をぜひ。
POINT
- 天候の変わりやすい冬の旅。まず足元からコーデをスタートしよう
- 軽くてあたたかい、ゆるっとしたラインのコートが旅には最適
- 帰省時は、華やかさやクラス感があるジャカード素材が汚れも目立たず一石二鳥
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フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!