春夏のコートやジャケットのいらない季節は、お出かけや通勤などの着こなしでトップスの存在感がぐっと大きくなりますね。
カットソーやTシャツももちろん良いですが、よりおしゃれ感があって仕事にも着ていけるトップスなら、この春夏はだんぜんブラウスがおすすめです。
1枚で着映えするボリューム袖のデザインブラウスや、シンプルな中にもひとさじのアレンジを加えた技ありブラウス、旬の素材で楽しむブラウスなど、2023年春夏シーズンは昨年に引き続きバリエーションが豊富で、選ぶのも着るのも楽しくなってしまいそう。
今回は、40代・50代の大人女性を中心に、トレンドをおさえたおすすめのブラウスのデザインや素材、選び方のポイント、合わせるコーデアイテムなどを紹介します。
▼ブラウスの基礎知識はこちらの記事でも詳しく解説しています
2023年春夏、大人向けブラウスのデザイン&素材トレンドは?
店頭に並んだブラウスをみると、今季も袖や衿にギャザーやフリル・タックなどが入ったボリュームのあるデザインが豊富で、1枚着るだけでコーデの主役になれそうなものがたくさん。
なかでも40代・50代の女性に特におすすめのトレンドは次の3つです。
ギャザーやタックがたっぷり入ったボリューム袖ブラウス
袖や身頃にギャザーやシャーリング・タックなどをたっぷり入れた、ボリューミィで動きのあるデザインのブラウスがとても豊富です。
シンプルデザインに遊び心をひとさじ加えたアイデアブラウス
「通勤にもふだんのお出かけにも着られるものを」という場合、シルエットはすっきりとシンプルだけれど、どこかにちょっとひとひねりが効いたデザインのブラウスを。
こちらは、一見すとんとしたスタンドカラーのブラウスですが…
実は、胸元にプリーツ状の切り替えが施され、アクセサリーなどをつけなくても着映えします。
レース・デニムなど個性的な素材のブラウス
ブラウスの素材にはコットンや化繊の布帛素材がよく使われますが、今年は素材に一工夫したブラウスも人気です。
レースの部分使いや総レースのブラウスは、オフィスでのデスクワークやリモート会議などもぱっと華やかな印象に。
デニムシャツはカジュアルな着こなしの定番ですが、今年は同じデニムでもぐっとシックなブラウスをたくさん見かけます。
デニムブラウスを取り入れるなら、上の写真のようなボウタイのほか、下の写真のようなパールボタンなど、少しエレガントなディテールのものを選ぶと手軽に今年らしい着こなしを楽しめます。
迷ったときのブラウスの選び方ポイント
デザインが豊富な今季のブラウス、どれがいいのか迷ってしまったときは、次のような点を意識して選ぶとよいかも。
ブラウス選びのポイント1)五分袖やベルスリーブで二の腕対策
初夏から夏にかけては、半袖やノースリーブのブラウスも多く出回りますが、「二の腕が気になる」というときは、ひじまで隠れる五分袖がおすすめです。
ひじにかけて広がっている「ベルスリーブ」も、対比で腕をきれいに見せてくれる効果があります。
ブラウス選びのポイント2)襟元
旬の雰囲気をかんたんに取り入れるには、襟元で流行の形をおさえておくと良いですね。
若い世代には、40~50代には少し昔懐かしい大きなフリルの衿がついたブラウスやカットソーが人気ですが、大人女性のリアルクローズには、このくらいさりげないフリルデザインが使いやすいのではないでしょうか。
ブラウスのコーディネートはテクニック不要!
デザインの凝ったブラウスを見ると「着こなしが難しそう」と感じるかもしれませんが、実は超がつくほど簡単なんです!
ストレートやテーパードのシンプルなパンツにさらっとブラウスを着る「ワンツーコーデ」だけで、ブラウスのデザインの力でコーデが完成し、巻き物やアクセサリーなどをあれこれ合わせなくても良いからです。
少し着こなしに変化をつけたいときや、朝晩肌寒いとき、冷房対策などにはジレを重ね着するのも良いですね。
また、今年はブラウスと同系色のロングスカートを合わせてブラウスの裾をウエストにインし、Xラインのワンピースのように見せる着こなしも流行中。
「ウエストラインが気になって…」という場合は、ブラウスの裾を結ぶと、おなか周りをカバーしつつさりげなくウエストマークできて良いですね。
POINT
- 2023年春夏は、着映えするデザインのブラウスが豊富
- 袖ボリュームブラウスやひとくせデザイン、レースやデニムなどの個性派素材ブラウスに注目
- 選ぶときは袖や衿の形で体系カバーやトレンドを取り入れて
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フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!