これまでの「ジュエリーショップの選び方」では、主に接客やディスプレイなどお店の体制に触れてきました。
どんなお店でなら求めるジュエリーに出会えるのかという、お店をチェックする視点でショップをみてきましたが、今回は視点を変えてジュエリーショップを訪れる際の「装い」を考えてみましょう。
こういう格好をすべき!といったことではなく、あなたに似合う、そして求めるジュエリーを手に入れるための装いについてお届けします。
どんな時に身につける?シーンを想定した装い
ジュエリーを購入すると決めた日には、どんな格好をすると良いのか悩むこともありますよね。
いろいろと考えてしまいますが、軸にすべき点は「いつ・どこで・どのように身につけたいか」ということ。
- 普段使いのジュエリーなら普段通りの装いで
つまり、普段使いのジュエリーを購入するのであれば普段通りの格好をおすすめします。
ジュエリーが映えるような装いも素敵ですが、普段の服装と合わせてみると物足りなさを感じたり、イメージと違うなんてことも。
せっかく購入しても着けなくなってしまってはもったいない!
あなたにとって「着けたいシーン」を意識すると良いでしょう。
オフィスシーンでの使用であれば、その服装に近しい格好というように、使用シーンを想定した自然体の装いがベストです。
- 冠婚葬祭用のジュエリーはシンプルな装いで
ただし、例外もあります。
それは冠婚葬祭用のジュエリー。
たとえば弔事用のパールネックレスを探している時に、ブラックフォーマルでジュエリーショップを回るのは難しいもの。
その際にはモノトーンを意識したシンプルな服装がベター。
特にパールは普段の洋服では素材、色、デザインによって実際に着けたシーンがイメージしにくいこともあります。
また、トレンドや年齢を意識せず、長く付き合っていくジュエリーだからこそ、シンプルな装いでジュエリーそのものの美しさに触れて選ぶのが一番です。
ジュエリーショップはあらたまった格好でと言われるのは?
ジュエリーショップを訪れる際の服装は、着けるシーンを想定することが大切と述べました。
そうはいっても普段着ではなく「フォーマル」を意識するべきではないのかと考える方もいらっしゃることでしょう。
もしそれが必要と仮定するなら、お店のためではなくあなた自身のためにです。
- ジュエリー選びに集中するための装いとは
あらたまった装いは、あなた自身が心地よくジュエリーを選ぶために必要になる場合もあります。
たとえばハイジュエラーでは、スーツ姿のガードマンにフォーマルな装いの来店客。
非日常感のある雰囲気の中にサンダルにハーフパンツといった組み合わせでは服装が気になってしまい、ジュエリー選びに集中できなくなってしまうことも。
合わせ方にもよりますが、スウェットにスニーカーの組み合わせはカジュアル寄りなので、どちらかを綺麗めのアイテムに替えてバランスを取るのが良いでしょう。
重要なのはあなたがそのショップで気にならない服装であれば、フォーマルを意識した服装でも普段着でも構わないということ。
また、実際にショップに入ると気になるのが「どんな服装か」よりも「清潔感」。
履き古して手入れをしていない靴でないか、お気に入りのシャツの首元がよれたり伸びていないか。
事前にチェックしておきましょう。
ただ、普段着で良いといっても、普段着ではちょっと構えてしまうショップの場合、服装を考えるのが面倒だなと思われるかもしれません。
そこでちょっと見方を変えてみましょう。
訪れるショップの雰囲気を想像して、ジュエリーを選ぶためのコーディネイトを考えるというのも特別感がありワクワクしませんか?
きっとその気持ちを持って選ぶジュエリーは、思い出に残る特別なアイテムとなることでしょう。
装いを楽しみ、ジュエリーとの出会いも楽しんでくださいね。
POINT
- ジュエリーを購入する際は、着けたいシーンを想定した装いを
- 長く付き合うジュエリーは、そのものの良さがわかるシンプルな装いがおすすめ
- きちんとした服装はお店のためではなく、ジュエリー選びに集中するためのもの
- 服装も含めたジュエリー選びを楽しんで
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大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。