ネックレスや指輪…そのジュエリーを身に着けると安心する、「お守り」をつけた気分になるなら。
自分らしく心身を守るアイテムとしてジュエリー・アクセサリーの心強さを活かすのも素敵なアイディアです。
最近は「お守りルース」として宝石(ルース)を持ち歩く方も増えているとか。
チャームやアミュレットとも呼ばれる「お守りジュエリー」や「お守りルース」とは。代表的なラッキーモチーフの種類や意味をご紹介します。
「お守り」「お守りジュエリー」とは。チャームとアミュレットの違いは?
「お守り」の意味と、チャーム・アミュレット・タリスマンの違い
そもそも「お守り」とは、厄除け(魔除け)、開運・幸運、加護など人間の願いをかたどった物品のこと。
英語ではチャーム(charm)、アミュレット(amulet)、タリスマン(talisman)と呼ばれます。
チャームとアミュレットは同じように使われますが、ニュアンスの違いはこちら。
- チャーム…幸運を呼び込むお守り
- アミュレット…魔除けのお守り
さらにタリスマン(お守り、護符)は、より神聖な、または魔術的な力が込められたものを指します。
くわしくはこちらの記事をご参考に。
ジュエリーはそもそも「お守り」的なアイテム
「お守りジュエリー」とは、お守りになるジュエリーのこと。
ジュエリーの起源のひとつとして「お守り」「魔除け」説があるように、人が宝石や装身具を身に着けることそのものに何かしらのお守り要素があるとも言われます。
昔も今も、希少なものを手に入れた喜びや感動、大切な人への愛情や願い…ジュエリー・アクセサリーはさまざまな人の気持ちがこめられた大切なアイテム。
そして、例えばシルバー(銀)には実際に抗菌作用があるなど、さまざまな人類の経験から「幸運」「魔除け」に値する素材やデザインが選ばれてきたという歴史もあります。
「お守りジュエリー」という表現は、ジュエリーのお守り的な意味やイメージを高めたワードとして使われていると言えそうです。
お守りジュエリーに。ラッキーモチーフの種類一覧
お守り要素があるジュエリー・アクセサリーの中でも、古くから多くの人に愛され、大切にされてきた特定のモチーフ(題材)。
歴史的に広く知られてよく使われる代表的なラッキーモチーフの種類をリストアップしてみました。
ハート
心臓や愛情を象徴するハートは、時を超えて愛され続けるモチーフ。生命のシンボルでもあり、恋愛の成就や愛情の深まりなど、愛にかかわる願い事にも。
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クロス
信仰の象徴でもあるクロス(十字架)。地・水・火・風という自然の四要素、天地のエネルギーを表しているとも。神秘の力、生きる力を身につけて。
リボン・ノット
「絆」や「結びつける」象徴であるリボンやノット(結び目)。人々の「縁を結ぶ」「絆をつなぐ」形として、今再び注目が高まっているモチーフ。
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月・星
女性性や知性を象徴する月や、希望や願いの象徴、魔除けのモチーフとしても古くから使われる星。
そもそも貴金属や宝石は宇宙・地球につながる素材。宇宙の壮大さを身に着けて心強く。
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イニシャル・ナンバー
自分自身、家族や大切な人のイニシャルは自信や愛情を感じるもの。自分にとってのラッキーナンバー(数字)を身に着けるのも心強い応援になります。
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ホースシュー
ホースシューとは、馬の蹄(ひづめ)を守るU字型の蹄鉄(ていてつ)のこと。大切な馬を守る形がお守りに。
蹄鉄を打ち付ける釘が7本なので「ラッキーセブン」という意味もあるそう。
上向き…幸運を受け止める(幸運)、下向き…不運を落とす(厄除け)という意味があるそうです。
キー(鍵)
幸運や希望の扉を開くカギ、キー(鍵)モチーフ。新たな人生の門出に。家を守る意味も。
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クローバー
発生が希少なことから、幸せを運ぶと言われる四つ葉のクローバー。4つの葉は「信仰・希望・愛・幸福」を指すと言われます(諸説あり)。
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ちなみに三つ葉のクローバーはシャムロックと言われ、アイルランドの国花。こちらも幸運のシンボルとして愛されています。
植物のモチーフはこの他にもさまざまな花や樹木の花言葉・逸話から意味を探せます。
鳥・フェザー(羽)
飛躍や上昇・成功、自由を象徴する鳥や鳥の羽根。
鳩は平和、ツバメは幸せを運ぶ鳥、フクロウは知恵や先見の明…など、鳥の種類によってもさまざまな意味を象徴します。
羽だけのデザイン、フェザーモチーフはインディアンジュエリーやハワイアンジュエリーなどでも人気のモチーフで、メンズジュエリーにもおすすめ。インディアンは友情の証に鳥の羽根を渡していたそうです。
虫・動物
さなぎから美しく生まれ変わる蝶(パピヨン/バタフライ)は、変化や再生、成長の象徴。
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この他にもてんとう虫は幸運の印、古代エジプトで人気だったスカラベ(コガネムシ)は再生の象徴など、さまざまな虫がモチーフとしても愛されています。
動物では、幸運を招く猫、繁栄や復活のイメージのウサギ…などがラッキーモチーフに。動物はその愛らしいキャラクター性もモチーフとして人気ですね。
話題の「お守りルース」。大切な宝石を身近に
信頼できる・お気に入りの宝石を「お守りルース」に
地球が生み出した奇跡、宝石。
最近話題の「お守りルース」とは、宝石をジュエリーに仕立てず、ルース(裸石)の状態で持ち歩くこと。
さまざまな宝石の種類や石言葉を調べて自分の信頼できる宝石を探したり、誕生石から選んだり。ラッキーカラーや推し色・推しカラーの宝石も自分の味方になってくれそう。
ミネラルショーなどで、これは…!という石と運命的な出会いを果たす方も。
お気に入りの宝石とラッキーモチーフのデザインを組み合わせてパワーアップしたジュエリーも素敵です。
揺れ動く時代の中、少し自分を元気づけたいとき…ジュエリーや宝石のチカラを借りて、生き生きと前向きな日々を過ごしていくのもひとつのヒントですね。
POINT
- お守りはチャームやアミュレットとも呼ばれる
- 宝石やジュエリー・アクセサリーを身に着けること=そもそもお守り要素がある
- 古くから愛されるラッキーモチーフや、自分が信頼できるジュエリー/ルースを身に着けて生き生きと
なお、何が「お守り」になるのかは文化や宗教的背景、個人によっても多様で、自分にしかわからないプライベートなもの。人それぞれですので、他者の感覚も尊重し、自分の感覚も大切にしていきましょう。
【あわせて読みたい】お守りルースの「ルース」って何のこと?
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マーケティングディレクター、ジュエリーに詳しいライター、女性メディアライター、ジュエリーデザイナーなどによる専門チーム。