大人女性にとって「ブラウス」は、仕事や子供の学校行事はもちろんのこと、日常のおしゃれにも、ジャケットやニットのインに、スカートやパンツとあわせて……と、欠かせないアイテムではないでしょうか。
特にここ数年、ブラウスはますます人気が高まっていて種類も豊富です。
そこで今回は、大人女性が新しくブラウスを選ぶときの参考に、基本的な形や種類・特徴と、今流行している衿や袖・素材などについて紹介します。
レディースファッションに欠かせない「ブラウス」とは?
「ブラウス」の語源や由来ははっきりとわかっていませんが、フランスの農作業用の上着である”blouse(ブルーズ)”である、「ふくらませる」を意味する”blousing(ブラウジング)”である……など諸説あります。
ビジネスウェアの世界では、基本的にブラウスは女性用のみで、他のレディースウェア同様右側にボタンがついています。
女性向けのブラウスが上着の一種なのに対し、よく似た「シャツ」は基本的にはジャケットの汚れを防ぐ「インナー」に分類されるそう。
とはいえ、現在はそういった性別や上着下着などの分類はだんだんと境界がなくなりつつあります。
形式にこだわらず、自分の感性に合ったデザインのブラウスや、なりたいイメージを叶えてくれるブラウスを身に着ければよいのではないでしょうか。
ブラウスは襟(えり)のデザインで選ぶとわかりやすい
シャツと比較するとブラウスの形・デザインはとても幅広いですが、なかでもバリエーション豊かなのは襟(えり)の形です。
今回は、その中でも特に大人女性におすすめのブラウスの襟元のデザインを紹介します。
ボウタイブラウス
「ボウタイ」は直訳すると「蝶ネクタイ」という意味ですが、ブラウスの場合は、幅広のリボンがついていて好きな形に結んで着こなせるデザインを指します。
パンツやスカートなど幅広く合わせることができ、タイの結び方で手軽にイメージを変えられるので、上半身しか映らないテレワークでも変化をつけやすく、1枚持っておくと強い味方になってくれそうです。
ノーカラーブラウス
「ノーカラーブラウス」は襟のないデザインで、ジャケットなどのインに着ると首回りがすっきり、ほどよく肩の力が抜けた着こなしに仕上がります。
暖かくなったら1枚でさらりと、春先の少し冷える時期はインナーにタートルニットやカットソーを重ねて羽織りものとしても使えます。
ビッグカラーブラウス
2021年から一大トレンドとなっている大きな襟の「ビッグカラーブラウス」。
いたるところのショップで見かけますが、「ちょっと子供っぽいかも…」と取り入れるのを迷っているなら、黒などのシックな色を選ぶとうまくいきますよ。
ギャザーブラウス
襟元や胸元、袖口などにギャザーの入ったデザインのブラウス。
たっぷりと布を使っていてゆったりした着心地なのに、美しいシルエットと体型カバーも叶うため、大人女性に人気です。
シャツブラウス
スーツ向けのシャツのような開襟・スキッパーなどの襟があるブラウスは「シャツブラウス」と呼ばれます。
ブラウス特有のやわらかい素材で仕立てることで、固いイメージになりすぎずほどよくフォーマルな印象も与えることができるので、通勤やWEB会議にも最適ですね。
形がベーシックなぶん、春夏らしいカラーを選んで遊び心を加えるのもおすすめです。
スタンドカラーブラウス
襟元が立ち上がったデザインの「スタンドカラー」や、「バンドカラー」のブラウスもトレンド。
手持ちのパンツやスカートと合わせるだけで一気に旬の雰囲気が出せるので、「ビッグカラーはちょっと手が出ないけど、トレンド感はほしい」という人はぜひこちらを取り入れてみて。
▼ブラウスをはじめとした襟元のデザインのトレンドはこちらの記事でも解説していますので、参考にしてみて下さいね!
POINT
- 「ブラウス」の種類は襟で見分けるとわかりやすい
- ボウタイブラウスは1枚あると着こなしが広がる
- すっきりと着こなしやすいノーカラーブラウス
- トレンドならだんぜんビッグカラーブラウス
- やさしいイメージで体型カバーも叶うギャザーブラウス
- シャツブラウスなら着心地のよさとフォーマル感を両立できる
- スタンドカラー・バンドカラーブラウスで旬の着こなし
2022年の春夏は引き続きブラウスのデザインが豊富なうえ、レースやシフォンなどの素材も幅広く出回っていて、選ぶのが楽しそうです。
ぜひ、あなたのお気に入りの1枚を見付ける参考にして下さいね。
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フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!