2025年春トレンドに「バブル」到来?
バブルといえば 1980年代末頃の“バブル景気”という経済のトレンドを思い起こす方もいらっしゃるでしょう。でも、今回のテーマはもっと物理的な形状としてのバブル。
この春、「バルーン」や「バブル」の名がついて呼ばれる、ふんわり膨らんだシルエットを作るアイテムが増加中なのです。言葉の意味や注目のアイテムを紹介します!
そもそも「バルーン」や「バブル」とは?
バルーン/バルーンスカート、バブルとは
バルーン(balloon)とは「風船」のこと。
バルーンスカートとは、膨らんだシルエットで裾を絞ったデザインのスカートのことを指します。
上品で大人可愛い印象のバルーンスカートは、ナチュラルなシワ感とハリ感のある素材が特徴。
このような膨らみのあるシルエットを「バブル コレクション」として大きく提案しているのがGU。
バブル(bubble)とは泡のこと。バルーンもバブルも「膨らんだイメージ」として類似していますよね。
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トップスにおけるボリュームスリーブ、バルーンスリーブは数年前からトレンドとして当サイトでも紹介してきました。
その後裾絞りディテールのパンツやボリューム感をもたせるデザインスカートも増加。フレッシュなシルエットとして「バルーン」「バブル」といった表現が目立つのがこの春の特徴です。
そこまでボリュームは…というシンプル派、カジュアル派は、ストレートシルエットで裾が絞れるタイプのスカートにも注目。デイリーに着こなせます。
こなれ感抜群のベイカースカートは、裾にはドロスト(※)が入っているので裾を絞ってバルーン風シルエットの変化を楽しめます。カジュアルからキレイ目までどんなトップスとも好相性!
※ドロストとはドローストリング (drawstring)の略。 服のウエストや裾に紐(ひも)を通し、引き締めたりサイズを調節することができるデザインを指します。
「バルーンヘム」「バブルヘム」とは?
この春は、さらに膨らみディテールを応用したデザインも多彩に。
「バルーンヘム」「バブルヘム」とは特に服の裾周りが膨らんだシルエットになっているディテールを指します。
ヘム(hem)は衣服などのへり、縁(ふち)のことです。
バルーンヘムブラウス
切り替え下から広がる裾のバルーンシルエットが、体型カバーと着映えを同時に叶えてくれる華やかなブラウス。
バルーンブルゾン
さらに、バルーンヘムにバルーンスリーブと膨らみディテール満載のブルゾンも登場。
バルーン仕様とたっぷりのギャザーで、ふんわりとしたシルエットが魅力的なブルゾン。ノーカラー仕様が首元をすっきり見せ、ゴールドのジップが女性らしいアクセントに。
脱シンプル!「バブル」「バルーン」でほどよくロマンティックな気分に!
「バブル」「バルーン」デザインが増加している理由は?
2025年春夏の全体トレンドでも書いたように、ロマンティックな気分が今のトレンド。
華やかに着飾るムードを盛り上げるにも、デニム、カジュアル…といったユーティリティなアイテムとミックスコーデするにも、「脱シンプル」アイテムの投入がマスト!
特に、今の「バブル」「バルーン」アイテムは、ハリのある高密度素材を使っていたり、前述したドロストディテールで膨らみ感を調節できたりと、かなりモダンで軽快な商品が主流。
ロングシーズン着られる質感で、ケアも簡単になっています。
新しいシルエットを取り入れて、気分も春らしくリフレッシュ。「バルーン」「バブル」タイプのボリューム感あるデザイン、ぜひトライしてみてくださいね。
POINT
- 2025年春はバブルがトレンド?バルーンやバブル、バブルヘムといった「膨らみシルエット」アイテムが増加
- 「バルーン」は風船、「バブル」は泡、「ヘム」は服のへりや縁(ふち)のこと
- 膨らみ感のあるシルエットで「脱シンプル」。ロマンティックな気分をプラスしていこう
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マーケティングディレクター、ジュエリーに詳しいライター、女性メディアライター、ジュエリーデザイナーなどによる専門チーム。