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【日本のジュエリーブランド】「GINZA TANAKA(ギンザタナカ)」伝統と革新の老舗ブランド

「GINZA TANAKA(ギンザタナカ)」。
金の品位の制定に、日本でダイヤモンドを広めたなど、日本のジュエリー業界に多大なる貢献を行ってきたブランドです。

銀座という名の通り、今でも銀座に店舗を構える日本のジュエリーの老舗です。

【日本のジュエリーブランド】を紹介するシリーズ、第九回目は「GINZA TANAKA(ギンザタナカ)」。
ブランドの歴史と革新的な取り組みをご紹介します。

GINZA TANAKA(ギンザタナカ)とは。ブランドの歴史

日本のジュエリー業界の礎を築いた山崎亀吉

創業は1892年(明治25年)。
現在の運営会社は田中貴金属リテイリング株式会社。
(2025年1月1日付で、旧社名:田中貴金属ジュエリー株式会社から田中貴金属リテイリング株式会社に社名変更しました。)

事業内容はゴールド・プラチナジュエリー、インポートジュエリー、ブライダルジュエリー、工芸品、リフォーム、各種記念品の販売と、貴金属地金・コインの売買。
そして貴金属製品の買取り。

店舗数は日本国内に6店舗。

創業130年を超える歴史を持ち、改称や組織変更などを重ねながら、「クオリティーの高いジュエリーや工芸品などの提供を通して、一人一人のライフスタイルに更なる輝きを持たせる」という理念のもとハイクオリティなジュエリーを生み出しています。

創業者は山崎亀吉。
のちに「GINZA TANAKA(ギンザタナカ)」となる貴金属店「清水商店」を東京・日本橋に開業。

その後、店名を「山崎商店」と改称。
貴金属装身具や美術品の製造卸業を営みました。

この店舗は銀座に移転し、「GINZA TANAKA銀座本店」として現存しています。

1917年(大正6年)、山崎亀吉は「東京貴金属品製造同業組合」を設立し、初代組合長に就任。
それまで統一規格のなかった貴金属製品の「K24」「K18」といった金の品位を表す表記の制定に尽力するなど、貴金属業界の発展に寄与。

そのほか、日本初と伝えられているダイヤモンド専門書「ダイアモンド」を刊行しました。

当時「真珠のミキモト・ダイヤモンドの山崎商店」と謳われるなど、ダイヤモンドの日本での需要を高めるきっかけを作ったのです。

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金の品位である「K(カラット)」にダイヤモンド、もし山崎亀吉がいなければ今日のジュエリー業界はまた違ったものだったかもしれませんね。

なお1930年に田中商店(後の田中貴金属工業)が山崎商店の経営を継承し、現在の名称に繋がっていきます。

明治時代に誕生した日本産のジュエリー


日本に西洋文化が流入しはじめ、装飾品としての「ジュエリー」が上流階級の間で注目されるようになった明治時代半ば。
しかし、高価なジュエリーは多くが舶来品であり、まだまだ日本産のジュエリーがない時代でした。

そんな中で、国内でも西洋式のジュエリーを製造する工房や店舗が登場。廃刀例などで職を失った刀装具職人たちも装身具の職人に転身していきます。

その筆頭がのちの「ギンザタナカ(GINZA TANAKA)」となる「清水商店(山崎商店)」だったのです。

時計・貴金属の取扱でその名を馳せ、日本に入ってきたばかりのダイヤモンドも扱うなど日本でのジュエリーの発展に貢献。

日本国内で初めて金やプラチナを活用した高品質なジュエリーや工芸品を制作。
ブランドの象徴ともいえる金やプラチナ製品は素材の純度に徹底的にこだわっており、高品質で美しい輝きを持つジュエリーを生み出しています。

GINZA TANAKA(ギンザタナカ)の魅力──純金ジュエリーとサステナブルな取り組み

純金製・純プラチナ製のジュエリー

すでに取り上げたように、「ギンザタナカ(GINZA TANAKA)」が他ブランドと一線を画する理由のひとつに、純金を使用したジュエリーの存在が挙げられます。

通常、純金のジュエリーといえば柔らかくジュエリーには向かないとされていますが、鍛造(たんぞう)製法を取り入れることで日常生活で使用できる耐久性を持ったジュエリーを生み出しています。

他のブランドのように特徴的なジュエリーラインはありませんが、強いていえばこの「純金」「純プラチナ」製のジュエリーが「ギンザタナカ(GINZA TANAKA)」のシグネチャアイテムといえるでしょう。

RE:TANAKAとは。貴金属の買取を通したサステナブルの実現

「ギンザタナカ(GINZA TANAKA)」の各店舗では、「RE:TANAKA(リ・タナカ)」のサービスを提供しています。
この「RE:TANAKA」とは、運営会社である田中貴金属リテイリング株式会社が提供する貴金属製品の買取サービスであり、販売の面と購入後の面両方でお客様に「心はずむ瞬間」をお届けしています。

製品のリサイクルサービスを積極的に提供することで、不要になった貴金属製品を再利用することで、持続可能な社会の構築に貢献しています。

さらに、製品に使用する素材は厳格に管理されているため、持続可能な調達プロセスを確立。
顧客に安心と信頼を届けることができるのです。

POINT

  • 1892年(明治25年)創業の「ギンザタナカ(GINZA TANAKA)」
  • 金の品位の制定など、日本のジュエリー業界の礎を築いた山崎亀吉が創業者
  • 「ギンザタナカ(GINZA TANAKA)」の各店舗で「RE:TANAKA」の貴金属製品の買取サービスを提供

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