琴線に触れるものを選ぶ。
服に靴、身につけるものを直感に従って選んできたという方でも、ジュエリーはきっと特別。
他のアイテムよりも少し慎重になるのがジュエリー選びではないでしょうか。
特にジュエリーの「デザイン」は、パーソナリティを表現する大切な要素のひとつ。
では「一生モノのジュエリー」を選ぶ時、どんな「デザイン」を選べば良いのでしょう。
「ゼロからはじめるジュエリー選び、第三回目は「デザイン」の選び方をお届けします。
「一生モノのジュエリー」のデザインは「クラシック」「モダン」「アンティーク」
目に見える個性だけでなく、目に見えない価値観をも表現するジュエリー。
ファッションやヘアスタイルと同様、ジュエリーもその人の個性を表現する「ツール」となります。
それはすなわち「どのようなデザインを選ぶか」ということは、「どのように自分を表現するか」ということ。
自分を表現するというと急に難しく感じ、身構えてしまうかもしれませんが、ジュエリーデザインの3つの分類から「一生モノのジュエリー」デザイン選びのヒントを探っていきましょう。
ジュエリーデザインの3つの特徴と選び方
ジュエリーのデザインは大きく「クラシック」「モダン」「アンティーク」に分類できます。
まずはこの中から、あなたにとってしっくりくるデザインを選んでみましょう。
それぞれのデザインに当てはまるジュエリーを、有名ブランドのジュエリーからピックアップ。
- シンプルで王道派な「クラシック」ジュエリー
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ソリテールリングや一粒ダイヤモンドのネックレスなどの宝石を一石あしらったジュエリーや、パールのネックレス。
このようなシンプルで王道派のデザインが好きなら「クラシック」なデザインを。
どのブランドでも展開されているデザインであり、特に一粒ダイヤモンドのネックレスはブランドによって大きく印象が変わらないことも。
それほどベーシックである「クラシック」デザイン。
「古典的な」を表す英語である「クラシック(Classic)」は、ジュエリーにおいては少し意味合いが異なります。
アンティークなデザインを指すのではなく、「伝統的な」の意味で用いられます。
ジュエリーのシンプルな形であるソリテールなど、伝統的でベーシックなデザインを「クラシック」と称するのです。
幾年もの時を超えて愛されてきた洗練されたエレガントさと、品格を纏うのが特徴です。
【クラッシックデザインの代表的なジュエリー】
ティファニー:バイザヤード
カルティエ:トリニティ
- ミニマムで現代的な要素を組み込んだ「モダン」ジュエリー
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「クラシック」が伝統的に愛されているデザインであれば、シンプルな中にも現代的な要素を組み込んだデザインが「モダン」。
複雑に見えるデザインでも、分解してみるとひとつひとつの要素はシンプルでミニマル。
現代的なアプローチでデザインされてるのが「モダン」デザインの特徴です。
ジュエリー自体のデザインはシンプルでも、宝石に独自のカットを採用するといったアプローチも。
ベーシックさの中に革新性や個性を潜ませているため、独自の美しさを楽しみたい方に好まれます。
【モダンデザインの代表的なジュエリー】
メシカ:ムーブ
レポシ:セルティ・シュール・ヴィド
- 伝統的で重厚感のある「アンティーク」デザイン
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歴史的に愛されていた、時を感じさせるデザインが「アンティーク」。
たとえばローズカットのダイヤモンドや、伝統的なモチーフをあしらった重厚感あるデザインが特徴的。
ロマンティックでノスタルジックな魅力をファッションに取り入れるのは少し難しくても、面積の小さいジュエリーならバランスよく取り入れられます。
【アンティークデザインの代表的なジュエリー】
ダミアーニ:マルゲリータ
ヴァンクリーフ&アーペル:バレリーナ
「一生モノのジュエリー」におすすめのデザインは「普段のスタイル」を基準に選ぶ
あなたのファッションのスタイルにあるのはどんな軸でしょうか。
ジュエリーは飾るものではなく身につけるもの。
価格が上がるにつれ、芸術品をみるような目でジュエリーをみてしまいますが、一生物のジュエリーだからこそ普段のファッションスタイルにも調和させることが大切なのです。
カジュアルファッションがお好みであれば、クラシックなジュエリーが合わせやすく、セットアップなどフォーマル寄りのファッションがお好みであれば、アンティークデザインのジュエリーも映えるでしょう。
トレンドのデザインや、身につけなくてもそれ単体で美しいジュエリーは魅力的ですが、ジュエリーは身につけてこそより輝くもの。
まず、あなたのスタイルの棚卸しを行うこと。
それから、明確になったあなたのスタイルに調和する「デザイン」をみつけましょう。
POINT
- ジュエリーのデザインは「クラシック」「モダン」「アンティーク」の3種類に分類
- シンプルで王道派な「クラシック」
- 現代的な要素を組み込んだ「モダン」
- 伝統的で重厚感ある「アンティーク」
- 「一生モノのジュエリー」は「普段のスタイル」を基準に選ぶ
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「宝石の配置」「モチーフ」に「石留め」など、ジュエリーの制作方法からデザインを選ぶのもおすすめです。
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大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。