黒いシューズに黒いバッグ。
ファッションで頼りになる小物の「黒」。
ここ数年でジュエリーでも「黒」を取り入れる流れがあり、一点取り入れるだけでモードに。
ハートや動物といった可愛らしいモチーフも、「黒」の色石でかたどられることによって甘さ控えめの大人向けジュエリーになることから、じわじわと人気を集めています。
今回は「ブラックジュエリー」について。
ブラックジュエリーの3つの種類と、ハードになりすぎないブラックジュエリーの取り入れ方をお届け。
オニキスにブラックロジウム…。ブラックジュエリー3選
明確な定義があるわけではありませんが、ふたつの条件のどちらかを満たしているジュエリーを「ブラックジュエリー」と呼びます。
- 黒い宝石をセッティングしたジュエリー
- 黒い金属、または素材を用いたジュエリー
ブラックジュエリーをさりげなく取り入れたいなら、まずは色石に「黒」を選ぶことから始めましょう。
さりげなく纏える黒い宝石
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オニキスにブラックパール、黒い宝石の代表格ともいえるこのふたつの宝石は、多くのジュエリーブランドで採用されている宝石。
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「ヴァンクリーフ&アーペル」の「アルハンブラ」は、ブランドのシグネチャジュエリー。
マザーオブパールやカーネリアンと並び、根強い人気を誇るオニキス。
イエローゴールドとのコントラストで浮かび上がる艶のあるブラックは、いつまで経っても褪せない輝きを放っています。
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黒蝶真珠をあしらった「タサキ」のジュエリーは、光のあたり方によってニュアンスを変えるため、黒い宝石を持っていない方にも手に取りやすいはず。
主役級なら黒い金属を
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ジュエリーに用いられる貴金属の色は金や銀といった、光を反射する明るい金属が基本。
シルバーの燻し加工など、一部分が黒いジュエリーは珍しくはありませんが、金属自体の色が黒いものもあります。
表面を黒く加工した「ブラックチタン」に、光の反射率が低いため金属そのものが黒くみえる「タンタル」。
このように黒い金属はいくつかありますが、金属を用いるブラックジュエリーの多くはブラックロジウムなどのメッキ加工を施されています。
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シルバーのイメージが強い「ティファニー」の「ボーンカフ」。
骨格に沿うよう丸みをもってデザインされているため、ブラックメッキのバングルもハードすぎません。
シルバーやゴールドと違い落ち着いた輝きのため、意外と簡単にコーデに取り入れられます。
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ブラックセラミックにダイヤモンドをあしらった「ブルガリ」の「ビーゼロワン」。
モノクロの重厚感ある佇まいは、ジュエリーの新しい魅力を讃えています。
一本でも、プラチナやシルバーのリングと重ね付けするのも映えるアイテム。
軽く取り入れられる黒いコード
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オニキスやブラックセラミックより、もう少し軽やかな存在感がお好みなら、チョーカーなどのコードアクセサリーはいかがでしょう。
黒が占める面積が少ない分、テイストを選ばないチョーカー。
しかし、アクセントとしてはとても優秀。
甘々なコーデに一点投入することで大人の装いに。
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「ソフィー・ブハイ」のチョーカーは、トップにパールを通したフェミニンなデザイン。
先端の雫のようなシルバー金具は、前後どちらでも楽しめる2way。
華やかにもシックにも遊べるアイテム。
POINT
- 近年密かに人気を集めている「ブラックジュエリー」
- 黒い宝石をセッティング、または黒い金属や素材を用いたジュエリーを「ブラックジュエリー」と呼ぶ
- いつも選ぶジュエリーを少しシックにみせるならオニキスなどの黒い宝石を
- インパクト重視ならブラックメッキやブラックセラミックの重厚感ある黒い素材
- 気軽に取り入れるなら面積が少ないコード状のチョーカーがおすすめ
【あわせて読みたい】オニキス、ブラックパール以外に黒い宝石を知りたいなら
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大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。