最近、街で見かける若い世代の着こなしを「どこかで見たことがある」と思ったことはありませんか?
腰ばきの淡いブルーのローライズデニム、チェック柄のシャツ、原色のバッグやシューズ…
いま40代・50代の女性が20代だった頃に愛用していたアイテムが「新鮮」と人気を集めているんです。
その着こなしは「New(ニュー/新しい)」と「Retro(レトロ/懐かしい)」が融合した「ニュートロファッション」と呼ばれているそう。
せっかくなので、大人女性も、あの頃好きだったアイテムを今の気分で取り入れて楽しんでしまいましょう!
ニュートロファッションの意味
「ニュートロ」とは、韓国で数年前から流行している、1980~2000年代の懐かしいモノ・コトを今に取り入れたカルチャーのことです。
ニュートロは今を表す「New(ニュー)」と懐かしいモノを表す「Retoro(レトロ)」を組み合わせた造語なのだそう。
K-POPなどの音楽やドラマもどこか懐かしいイメージの作品に人気が集まり、そのムーブメントはファッションにも及んで、韓国では特に90年代のトレンドだったドット(水玉)やカモフラ(迷彩)柄のアイテム、淡いブルーのデニムなどが流行しました。
ニュートロファッションは、日本でも若い世代を中心に広がっており、同じく若い世代に人気の「Y2K」ファッションも、厚底ブーツとミニスカートなどの懐かしいアイテムやコーデを新鮮な感覚で楽しむという点では共通しています。
ただし、Y2Kは2000年代のテイストがメインなのに対し、ニュートロファッションは1980年代・1990年代・2000年代と幅広い時代のアイテムを自由に組み合わせて楽しむのが特徴です。
洋服でニュートロファッションを楽しむには
1980年代や1990年代といえば、アラフォー以上の多くの女性は、当時学生やOL(今となっては死語ですが…)としておしゃれを楽しんでいた頃ではないでしょうか。
物持ちの良い人なら、もしかして当時のアイテムが残っているかもしれませんね!
あの頃気に入っていたのと同じような洋服を久しぶりに取り入れるなら、まずは全身ではなく1点だけ加えてみると手軽に楽しめます。
おすすめは「チェック」「水玉」などの柄アイテム。特にシャツやニット・カーディガンなどのトップスで取り入れると「ニュートロっぽさ」が簡単に演出できます。
ボトムは、バギーシルエットで股上の浅いデニムなども人気で、ここ数年間トレンドだったハイライズシルエットと比べると、かなり「懐かしい」と感じてしまいそう。
デニムに抵抗がある人は、体型カバーも叶うゆるっとしたシルエットのカーゴパンツも良いですね。
小物使いでニュートロファッションを取り入れるコツ
ニュートロファッションのもう1つの特徴は、鮮やかな原色です。
シューズやバッグで取り入れてみると、いつもの着こなしに程よいレトロ感が加わり、手軽にイメージチェンジできそうです。
原色のバッグといえば、90年代に流行したルイ・ヴィトンの赤やブルーの巾着型バッグを思い出す人も多いかもしれません。
現在も、多くのハイブランドからもカラフルなバッグが発売されています。
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アクセサリーでは、大ぶりなデザインのネックレスやピアス・イヤリングが人気です。
こうして「ニュートロファッション」のアイコンとなるアイテムを並べてみると、ポップでなんだか元気が出てきそうなカラーやデザインが目立ちます。
懐かしむだけではもったいないから、ぜひ手に取って「あの頃」と「今」が溶け合うおしゃれを楽しんでみて下さいね!
POINT
- ニュートロファッションとは、1980~2000年代のトレンドと今をミックスしたファッション
- 洋服なら、チェックや迷彩など柄物のトップスと、バギーデニムやカーゴパンツがおすすめ
- 小物は原色のシューズやバッグ、大ぶりのアクセサリーをポイント使いでアクセントに
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フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!