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【ジュエリーブランドの名品】ミラノの名門ブチェラッティ(BUCCELLATI)

レースのような繊細なデザインの「オープンワーク」。
溝を彫ることで、シルクのような柔らかな光を金属に宿す「エングレービング」。

どれもジュエリーにおいて重要な、高度な技術力を要する金属加工技法。

ジュエリーブランドが数あれども、こうした技術を持つブランドは限られます。

イタリアを代表する「BUCCELLATI(ブチェラッティ)」は、ルネッサンス時代からインスピレーションを受け、この1世紀のうちにブランドとしてのスタイルを確立。

【ジュエリーブランドの名品】第二十六回目は「BUCCELLATI(ブチェラッティ)」。

ジュエリーの本場から、技巧を凝らしたジュエリーが好きな方の心を射抜くエレガントなブランドをご紹介します。

ブチェラッティとルネッサンス。イタリアから発信する伝統

1919年、イタリアはミラノで創業し、ミラノの名門ジュエラーの地位を確立。
創業から現在まで、親子四代に渡りブランドのマインドが受け継がれています。

ルネッサンスから大きな影響を受けたとされるブチェラッティ
そもそもルネッサンスとはどのようなものなのでしょう。

ルネッサンスとは。ジュエリー文化に与えた影響

 

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ジュエリーのモチーフとしては定番の植物や生き物。

これらの「定番」は、ルネッサンスの影響を受け作り上げられたことをご存知でしたでしょうか。

ルネッサンス(Renaissance)」とは、フランス語で「再生」の意。

14〜16世紀に興った革新運動であり、ギリシア・ローマ時代の古典文化の復興を目指し、欧州近代化の基盤を形成するに至りました。

たとえばジュエリーひとつにしてもルネッサンスの存在は大きく、古代ギリシアから現代にまでその影響が及んでいるかをみることができます。

フィリグリー技法や現在では不可能とされている顆粒細工などの、目を見張る高度な金属加工技術。

様々な文化を取り込み表現された、自然をモチーフとしたデザイン。

ルネッサンスは、そうした古代の様式美をはじめとした古典文化の復興を目指したのです。

脈々と受け継がれる「ブチェラッティ」らしさ

 

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創業者のマリオ・ブチェラッティは、金細工職人に弟子入りし職人として研鑽を積みながら、経営を学んだとされています。

確かな腕と美しさを引き出す観察眼を持っていたブチェラッティ。

すでに確立されたものをなぞるのではなく、新しいものに挑戦する探究心が、名門ジュエラー「ブチェラッティ」を生み出したのです。

ブランドのアイコニックなジュエリーであるレース、チュール、ハニカム

現代では多様なブランドが展開しているデザインですが、当時「レース編みを金のプレートで再現する」ことを目指し、ブチェラッティが成し遂げたからこそ今この時代に「定番」へ。

また、これらの技法をただ継承するだけでなく、実験と改良を行い続け、たゆまぬ努力を惜しみません。

ルネッサンスがジュエリー文化に影響を与え、そこから影響を受けたブチェラッティが現代のジュエリー文化を形作るピースのひとつに。

いちブランドがジュエリー文化に与えた影響の大きさを考えると、その功績の偉大さがどれほどか想像に難くありませんね。

ブチェラッティを代表する名品

ブランドの軸としては変わらず、だけれど1世紀あまりの時を経て変化したものもあります。

ここではブチェラッティの代表的なジュエリーから、新しい一面をみせてくれるジュエリーまで、三つのラインをご紹介しますね。

オペラチュール(opera-tulle)

 

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様々な文化の発展を遂げてきたイタリア。

実はオペラ発祥の地でもあり、ブチェラッティではそのオペラの名を冠するジュエリーが展開されています。

オペラチュール(opera-tulle)」は花のようなアイコンを取り巻く金属が特徴的なジュエリー。

デザインパターンで印象が変わるため、ぜひ手にとって肌にのせてみたい逸品。

特殊な透かし彫りであるチュールは、創業者マリオ・ブチェラッティの名を世に知らしめた高度な技法です。

マクリ(MACRI)

 

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見慣れた金属の艶感とは異なる、シルクのような質感を表現したかのような「マクリ(MACRI)」。
しかし、柔らかなこの輝きも、金属だからこそ叶う表現なのです。

瑞々しく光るダイヤモンドと、手彫りの波立つ金属のコントラストは美しく、色石の魅力もより一層引き立つようなデザイン。

ブロッサム(BLOSSOM)

 

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ブチェラッティの中でも新しいデザインである「ブロッサム(BLOSSOM)」。
デイジーとクチナシをシルバーで模り、可憐さのなかに凛とした品を感じるコレクションに。

モダンでありながらも初々しい。
新しい感性と伝統的な技法が出会うことで成し遂げられた無二のデザインです。

POINT

  • 1919年、イタリアはミラノで創業、ミラノの名門ジュエラー「ブチェラッティ」
  • 14〜16世紀ごろのルネッサンス時代から多大なインスピレーションを受けた
  • 伝統的なデザインをベースにした揺るぎないスタイルと高いクラフツマンシップを誇る
  • 「ブチェラッティ」の名を有名にしたハニカムやチュールなどの透かし技術

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