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【ジュエリーブランドの名品】精巧さと物語を語るPIAGET(ピアジェ)のウォッチとジュエリー

「常に必要以上に良いものをつくる」。
意識をしていても、実践、実現し続けられるブランドはごくわずか。

しかし、もし自分たちが身につけているジュエリーがそのようなモットーを体現したものだったらどうでしょう。

きっとデザイン以上に、「信頼」という言葉がより一層愛着を持たせてくれるはず。

【ジュエリーブランドの名品】第十八回目は「PIAGET(ピアジェ)」。

スイス、ジュラ山脈の小さな村が生み出した、進化し続けるメゾンをご紹介。

ピアジェ、創業者と創業地

1874年、時計師のジョルジュ・エドワール・ピアジェ(Georges-Edouard Piaget)が一族の持つ農場内に、最初の工房を構えたところからメゾンの歴史はスタートします。

現在でも時計のムーブメントを製作するのは、創業地であるラ・コート・オ・フェ。

ラ・コート・オ・フェの工房では光を目一杯取り込める大きな窓の前に、作業机を構えて作業を行います。

繊細、かつ正確な作業が要求される時計づくり。

ピアジェは卓越した技術を携える職人たちのパフォーマンスを最大限引き出すために、これ以上ないほどの作業環境を整えているのです。

時計職人に弟子入りし、19歳で工房を持つに至ったピアジェは、のちに名門といわれる時計メーカーのムーブメントを製作。

そして自身のメゾンも名門として名を馳せていくことになったのです。

農場に工房を構えてから69年後の1943年
「PIAGET」としてメゾンの新たな歴史をスタート。

1976年に創業地とは異なるジュネーブにて、宝飾工房は立ち上げられました。

ピアジェとジュエリー

 

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ウォッチとジュエリー。
なぜウォッチブランドがジュエリーを手がけるに至ったのでしょう。

現在ではひとつのブランドでウォッチとジュエリーを扱っていることは珍しくありません。

しかし、1960年代、ピアジェが時計づくりを本格化させた時代において、高いクオリティを保ったままふたつを融合できるブランドはほとんど存在しませんでした。

ではなぜピアジェは時代に先駆けて、ふたつを融合させられたのでしょうか。

 

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それは、名門時計メーカーのムーブメントを手がけられるほどの高い精度を誇る技術を持ったピアジェだからこそ。

薄いだけの、美観だけでない、精度と持続時間を保つ極薄ムーブメントを生み出せるというピアジェの強みこそが、美しさと精巧さを持ったピアジェのハイジュエリーの制作を可能にしたのです。

ピアジェを代表する名品たち

ピアジェといえばウォッチ。
きっとそんなイメージが強いのではないでしょうか。

もちろんウォッチが素晴らしいのはいうまでもありませんが、ジュエリーも目を離せないハイクオリティかつストーリー性を含んでいます。

ピアジェのジュエリーを代表する3つのラインをご紹介しましょう。

ポセション(Possession)

 

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1990年。
メゾンを代表するジュエリーが生み出されました。

その名は「ポセション」。

 

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回転という動作を可能にしたリングは、現在でもブランドのシグネチャとして人気を誇ります。

可動式ジュエリーといった個性溢れる佇まいは、精巧なウォッチを生み出してきたピアジェだからこその技。

その後、ウォッチにもこの「回転」が取り入れられるなど、さまざまなアイテムが生み出されていきます。

バングルにネックレス。

 

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特にカボションの宝石を留めたネックレスは、宝石が自由に回転するなど目で楽しむ以上に、触れても楽しい魅力を放っているのです。

ピアジェ ローズ(Piaget Rose)

 

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バラをモチーフにジュエリーを展開するブランドは少なくありません。

しかし、その中でも「ピアジェ ローズ」が特別なのは、バラの花の振興に力を注いだ4代目イヴ・ピアジェの存在があります。

1982年、フランスで生まれた繊細な80枚の花びらを持つ濃いピンクの大きなバラがコンクールに出展。

金賞を受賞したこの大輪のバラは、ピアジェのバラへの情熱と活動を讃えて「ピアジェ ローズ」と名付けられたのです。

 

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実在するバラをモチーフに生み出されたジュエリーは、強い香りを放つピアジェ ローズを体現しているかのよう。

ピアジェ サンライズ(Piaget Sunlight)

 

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太陽が見せる表情というのは、実に多様。

色も姿も、場所によってもその姿を変える太陽をモチーフにしたのが「ピアジェ サンライズ」。

その変わる表情に応じて、さまざまなデザインが展開されています。

 

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夜明けから夕暮れまでを切り取った「FROM DAWN TO DUSK」。

地平線から顔を覗かせる、一日の始まりを表現した「THE MAGIC OF DAWN」。

楽しさや寂しさ、私たちが太陽から得る感情が表現されたジュエリー。

POINT

  • 1874年、19歳で時計工房を構えたジョルジュ・エドワール・ピアジェ
  • 高い精度を誇る技術で名門時計メーカーのムーブメントを手がけた
  • 宝飾工房の立ち上げは1976年ジュネーブ

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