2022年、若い世代で一大ブームとなっている「Y2Kファッション」という言葉を聞いたことはありますか?
今回は、実はアラフォー・40代以上の女性にとっては「ああ!それ」と非常になじみ深いともいえるY2Kファッションについて、読み方や意味、流行の背景などを解説します。
また気軽に旬の気分を取り入れられそうなミニバッグの「Y2Kバッグ」や、今なぜか10代に大流行のアームカバーなど、大人女性向けアイテムの楽しみ方も紹介しますので、ぜひ参考にして下さいね。
Y2Kファッションとは2000年代風アイテムや着こなしのこと
「Y2K」と聞くと何のことだか分からない人も多いと思いますが、実はこれ、「Year2000」つまり西暦2000年の略なんです。
英語では1000をK(=キロ)で表現しますので、2Kなら2000になるのですね。
読み方はそのまま「ワイツーケー」でOKです。
「Y2K」という略語そのものは最近生まれたのではなく、ITの2000年問題(コンピュータプログラムの年号が19→20に変わることによるトラブル)のときに使われ始めたといわれています。
そして、2000年頃をほうふつとさせるアイテムや着こなしをY2Kファッションといい、当時を知らない若い世代のあいだでいま大流行しています。
2000年当時、日本で流行したアイテムは、ピタピタのいわゆる「チビT」などのショート丈トップス、ミニスカート、厚底のサンダルやレースアップ(編み上げブーツ)など。
これらを身につけた歌手の安室奈美恵さんが絶大な人気を誇り、そのファッションを真似た「アムラー」が社会現象になったのを覚えている方も多いのではないでしょうか。
海外では、パリス・ヒルトンやジェニファー・ロペスといったセレブたちの着こなしていたベロアのジャージやクリスチャン・ディオールの「サドルバッグ」、フェンディの「バゲット」といったミニバッグも流行しました。
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「ああ、それなら当時持っていたわ!」
という方もかなりいるのではないでしょうか?
大人女性が取り入れるのにおすすめのアイテムは?
2022年の現在、Y2Kファッションは10代や20代のファッションブランドでこぞって取り上げているテーマです。
ただ、いくら「昔よく着ていた」といっても40代以上の女性にはちょっと子供っぽいと感じられるアイテムや着こなしが多いですよね。
そこで、大人女性が旬のエッセンスをほどよく取り入れるのにおすすめのY2Kアイテムを紹介します。
「フレアパンツ」=2000年当時の「ブーツカット」
デニム・ジーンズの裾のデザインは時代とともに移りかわります。
2000年前後に流行したのは「ブーツカット」と呼ばれる裾の広がったデザインでした。
2022年現在はお店では「フレアパンツ」という名称で売られていることが多いでしょう。
ひざ下から広がっているので、ふくらはぎのラインが気になる人にもおすすめ。
ベーシックな黒のほか、今季は赤やグリーンなどのボールドカラーも豊富です。
下のようなスリット入りのフレアパンツなら、動きが出て視線を散らすのでさらに体型カバー効果が期待できます。
「Y2Kバッグ」=ワンハンドルの肩掛けミニバッグ
Y2Kバッグとは、先ほど紹介したディオールやフェンディのミニバッグに代表される、ワンハンドル(持ち手が1本)で、肩にかけられるくらいの手頃なサイズ感のバッグをいいます。
ハンドルの素材やデザインなどもさまざまなので、ぜひ好みに合ったものを選んでみてください。
意外なものがY2Kファッションの重要な小物に!
そして、なんといま、大人女性にはおなじみの「アームカバー」が若い世代に流行しているんです。
高校生を中心にリバイバル流行中の「ルーズソックス」と見た目が似ているアームカバーでトータルコーディネイトする人が増えているそうです。
また、チビTなどのショート丈トップスは太陽に当たる部分が多いので、日よけの必需品だとか。
ファッションの流行は20年周期で1周するとよく言われます。
40代以上の女性には10~20代の娘さんがいる方も多いと思いますので、洋服は無理でもバッグやアームカバーなどの小物を母と娘で共有するのも楽しみ方のひとつですね。
POINT
- Y2Kファッションとは2000年頃に流行したファッションのリバイバル
- 大人女性がフレアパンツやミニバッグで気分を味わって
- 母と娘でアイテムを共有するのも楽しそう!
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フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!