皆さんは、毎日のコーディネートをどうやって考えていますか？
トップスまたはボトムスなど個別のアイテムを手に取り、それに合うものを組み合わせていくことが多いのではないでしょうか。
実は、それとは少し視点を変えて「シルエット」でコーディネートを考えてみると、簡単に「なりたいイメージ」に近付けることができるんです。
今回は、洋服とコーディネートのシルエットの種類とそれぞれの印象、どんなシーンに合うかなどを解説します。
毎日の洋服選びの参考にして下さいね。
全身のシルエット・ラインで印象が変えられる
洋服はそれぞれ、直線・曲線の組み合わせや縫製によってラインが決まります。
その組み合わせでできあがるラインは、見た目で「カッチリとしてフォーマルな感じ」「ふんわりしてリラックスした感じ」など、他人からの印象を左右します。
また自分自身も、ふわっとしたシルエットの時はのんびり気分で過ごせたり、固めの素材だと自然に背筋が伸びてキビキビ動いたり…と、洋服に影響を受けることも。
洋服を着たときの全身のシルエットは、多くの場合、アルファベットの「A」「Y」「I」「X」「O」で表されます。
それぞれの文字の形がラインを表しているのでなんとなくどんなシルエットか想像がつくのではないでしょうか？
以下に、各シルエットの特徴や印象、おすすめのシーンなどを解説していきます。
フェミニンで優しい「Aライン」
Aラインは、上半身はコンパクトに、下に行くほど広がるシルエットをいいます。
「優しそう」「大人可愛い」「女性らしい」「ゆったりとした」印象を与えることができ、家やカフェ、リゾートでのんびり過ごしたり、初対面の相手に心を開いてもらいたい時などにおすすめです。
ウエストや腰回りの体型をカバーしやすいのもメリットです。
Aラインのシルエットを作るには、ワンピース、コート、フレアスカート、ワイドパンツなどがおすすめです。
Aラインのコート
Aラインのワンピース
Aラインのスカート
Aラインのパンツ
大人カジュアルに仕上がる「Yライン」
Yラインは、Aラインとは反対に、上半身にボリュームがあり、下半身はスリムにまとめる着こなしをいいます。
男性には肩幅が広く逆三角形の体格の人が多いことから分かるように、Yラインはどこかマニッシュでかっこいいイメージ、スポーティでカジュアルな印象を与えることができます。
ボトムにスキニーパンツ、テーパードパンツなどをチョイスすると、上半身と下半身の対比で比較的着やせして見えるのもポイント。
「スリムなパンツは ヒップや太もものラインが気になる」という時は、腰回りにはゆとりがあり、膝下から徐々に細くなっていく「テーパードパンツ」がおすすめです。
スタイリッシュ＆きちんと見える「Iライン」
Iラインは、上下ともにスリムにまとめた直線的なシルエット。
ビジネススーツや訪問着（着物）がIラインであることからも分かるようにフォーマルなイメージを与えます。
スタイリッシュできちんとした印象に仕上がるため、学校行事や人前に立つときなどはIラインのシルエットを意識してコーディネートを決めるとうまくいきます。
おすすめのアイテムは、ジャケット、ストレートパンツ、タイトスカートなど。
また、ロング丈のカーディガンやジレ（ベスト）をはおるとよりストレートなラインが強調され、スタイルアップも期待できます。
トレンドの「Xライン」はウエストマークで作る
Xラインは、ウエストシェイプされたジャケットやコート、ベルト・リボンなどでウエストをきゅっと締めたメリハリのあるシルエットです。
かっこいい女性らしさを印象づけることができ、ウエストとそれ以外の部分のコントラストでスタイルも良く見せられそう。
ボリュームトップス＋ボトムスでリラックス！「Oライン」
Oラインは、比較的最近よく見かけるようになったシルエットで、上下ともふんわり感のあるビッグシルエットでまとめるコーディネートです。
ビッグシルエットのニットやスウェット、ギャザースカートやワイドパンツなど上下ともボリュームのあるアイテムを選んでOKです。
肩肘はらない自然体のファッションに身を包めば、いつも心おだやかに過ごせそうですね。
POINT
- 洋服のシルエットで「その日なりたい自分」を印象づけよう
- Aラインはフェミニンで優しいイメージ
- Yラインは大人カジュアルな印象に
- Iラインはすっきり＆きちんとしたイメージ
- Xラインはトレンド感のある女性らしさをアピール
- Oラインはリラックスした自分らしさを出せる
ぜひ、毎日のコーディネートに役立てて下さいね。
フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします！
