楽しい空間を映しだしたかと思えば、背筋がピンと伸びるような静かさも感じさせる。
不思議と惹かれてしまう透明な素材。
日常で多く目にする透明は、アクセサリーの素材としても人気です。
ガラスにアクリル、レジン。
見た目が違うのはなんとなくわかりますが、どのような違いがあるのでしょう。
今回は透明なアクセサリー素材について。
それぞれの素材の魅力や特徴、身につける際のメリット・デメリットとは?
ガラスとアクリル。レジンと樹脂はどう違う?
ガラス
透明な素材の代表格といえばガラス。
グラスやお皿といった日用品から、工業製品まで幅広く採用されている素材。
アクセサリーの素材としても支持を集めており、アクセサリーブランド以外にも「Baccarat(バカラ)」や「Hario(ハリオ)」もガラスアクセサリーを展開しています。
高級感と透明度の高さ、長く愛せる透明のアクセサリーをお探しであればガラス。
ただ、壊れやすいイメージがあるため、気になっていてもなかなか手を出せないという方も多いのではないでしょうか。
ブランドによっては修理を行えるのもガラスの特徴のひとつです。
耐熱ガラスかどうか、破損具合などによっても修理の可否は変わってきますが、修理ができるなら嬉しいですね。
アクリル
アクリル板など、ここ数年でより目にする機会が増えたアクリル。
実はガラスよりも透明度が高いのはあまり知られていません。
割れにくく、軽いためアクセサリーでも手に取る機会が多い素材です。
薄いものであれば簡単に切ったり、熱を加えて捻るなどの加工が可能。
しかし、その反面傷がつきやすいといった性質もあります。
直射日光に晒し続けると変色・変形の恐れもあるため保管場所には注意しましょう。
※アクリル板とは、アクリル樹脂で作られた板のことです。
レジン
樹脂を英語で表すと「Resin(レジン)」。
ハンドメイドで欠かせないレジン(樹脂)には、天然と合成があります。
天然樹脂というのはアンバー(琥珀)と同じ有機物。
植物・動物・鉱物の三つから樹脂成分を得ることができます。
アクセサリーの素材として使用される場合の「レジン」とは合成樹脂を指す傾向にあります。
紫外線を当てて硬化させる「UVレジン」や、2種類の液を混ぜて硬化させる「エポキシレジン」が有名ですね。
どちらも液体なので好みの形を作ったり、素材の封入や着色も可能。
落として割れるリスクは少なく、作品を作る際の自由度も高いですね。
ただ、気泡が入らないようにしたりうまく層を重ねたりなどの技術を要します。
また、ガラスやアクリルと比べて変色しやすさはあります。
自宅で加工ができる手軽さがあるのはアクリルやレジン。
ガラスは工房で制作されるため、まずはトンボ玉制作などを体験してみるのはいかがでしょう。
身につける際にはそれぞれの素材の特徴を参考にしながら、ライフスタイルに合うアクセサリーを選んでくださいね。
POINT
- 透明なアクセサリーの主な素材はガラス・アクリル・レジン
- 割れやすいイメージのガラスは、耐熱ガラスなどであれば修理が可能な場合も
- レジンとは樹脂を指し、天然と合成に分類される
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大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。