コロナ禍でおしゃれをして外出する機会がずいぶん減ってしまいましたが、やっぱり新しい季節に新しい服を着るワクワク感は格別ですよね。
でも、ふとクローゼットを見ると古い服がいっぱいで、新しい服の入る余地もない…。
「ちょっと服を整理して処分しなきゃ」
と口では言うものの、どの服を捨てるべきか基準がわからず結局そのまま…ということはありませんか?
そこで今回は、40代からの大人女性が洋服を処分するときの判断基準を、季節ごとの「衣替え」と特別編の「引っ越し」の2つのタイミングに合わせて紹介します。ぜひ参考にして下さいね。
衣替えのタイミングで服を処分する基準
季節ごとの衣替えは、手持ちの服を見直すチャンス。
シーズンが終わって片付ける服、これからの季節のために出す服、ともに本当に着る服だけを厳選して衣替えを進めましょう。
自分のいまの感覚で。鏡の前で「似合う?」「好き?」
取捨選択の基準はいくつかありますが、まずはシンプルに「似合うか」「好きか」「素敵に見えるか」を鏡の前でチェック。
ちゃんと試着して気に入って買った服なのだから似合うに決まってる…と思うかもしれませんが、服は変わらなくても、流行そして自分自身は変わっていくので、衣替えのタイミングで上記を定期的に見直していきましょう。
たとえばトップス(シャツやニット)なら、いまお気に入りのボトムス(パンツやスカート)と合わせて、このまま出かけられるか鏡の前で自問自答してみて。
「出かけられない」「他のトップスに替えよう」と思ったら処分しましょう。
それは年齢とともに体型や顔色などが変化して、もう似合わなくなっているサインです。
似合う色は、肌や髪の色などの「パーソナルカラー」でもある程度予測できます。こちらの記事も参考にして下さいね。
時の流れは止まらない…流行とのバランスは?
またもう1つの理由として、流行の丈・首元の開き具合・肩のライン・ウエストのシェイプ具合などが年々少しずつ更新されていることも挙げられます。
街で見かける旬のアイテムと無意識に比較することで、鏡を見たときに「なんか違う」と感じてクローゼットに戻してしまうわけですね。
この場合も、クローゼットには戻さず処分しましょう。
ただし、最新流行の形でなくても自分が「好き」「素敵に見える」と思えるなら捨てる必要はありません。
あくまでも「これは着て出かけたくないな」と判断したものを処分の目安にすればOKです。
なお、服を捨ててしまったらいざというときに足りなくなるのでは?と不安になる人もいるかもしれません。
年間を通して服は何着くらい持っていればいいのかを解説した以下の記事も参考にして下さいね。
「保管費用」も考えてみよう
さらに、判断を鈍らせる原因の1つに「高かったのに…」という思いもあります。
思い切って買った高価なブランドの洋服や、お店の人に「一生モノですよ」と言われて買った服を処分するのはためらわれ、つい先送りにしてしまいますよね。
しかし、3万円で買ったニットでも、もう素敵に見えなくなってずっとクローゼットで眠っているとしたら、家賃やローンのたとえ1/100でも保管の費用がかかっているのは事実です。
仮にそれが月300円だとしても、1年で3600円、10年なら36000円とニット代金以上のコストがかかっていく…そう考えれば、処分する決心がつくのではないでしょうか。
最近ではリサイクルショップでの買取、フリマアプリでの販売、アパレルショップでの回収、途上国への寄付など捨てる以外にもいろいろな方法があります。
それでもどうしても手放すことに抵抗があるなら、たとえば「厳選して3点だけ残す」など、自分が精神的に落ち着くルールを決めておくのもよいですね。
引っ越しで洋服を処分する基準は
引越しは一段上の選択。新居の収納形態は?
引っ越しは、新居の収納の関係や、日頃は奥にしまいこんでいた服もすべて整理する必要があるため、さらに一段上の選択を迫られることも多いもの。
しかし、これをチャンスと考えて、一度すべての服を広げて分類してみましょう。
すると
「同じような色のパンツを3本も持っていた」
「体型や流行が変わってもう着られない」
「しまっている間にシミや変色がひどくなった」
など、処分すべき服が見えてくると思います。
それらをまず処分したら、次は新居の収納形態(クローゼットなのか、洋服ダンスなのか、衣装ケースなのか)を思い浮かべて、その7~8割におさまる量までさらに絞り込んでいけば、新しい家では快適に服選びができること間違いなし。
頭では捨てるべきとわかっていてもなんとなく後回しにしてしまっていた服や靴・バッグなども、引っ越しでは思い切って捨てられます(笑)。
ぜひこの機会に、すっきりとした「どれを取っても今日着られる」クローゼットを実現させて下さいね。
POINT
- 衣替えでは実際に着てみて「なんか違う」と思った服を処分
- 引っ越しではすべての服をまとめて分類し、思い切って取捨選択
- 好きな服は捨てなくてOK。不要なのに捨てられない時は、保管費用も計算してみて
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フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!