ノンホールピアスにイヤーカフ…ピアスホールがなくても楽しめる耳周りのジュエリー・アクセサリーが増えています。
最近耳にする機会が増えたピアリングもそのひとつ。
選択肢が増えるのは嬉しいことですが、どんなアイテムかしっかりと知るのも選ぶ上で大切なポイント。
耳たぶに圧迫感を与えないか、つけていて落ちないか。
単価の高いジュエリーとなるとなおさら、デザインだけでなく着用感や機能性も重要ですね。
今回はピアリングについて。
ノンホールピアスとの違いやピアリングがおすすめな人、着用感についてお届けします。
ピアリングとは。落ちにくい理由と特徴
そもそもピアリングとは?
ピアリングとは、ピアスのように見えるイヤリング。
株式会社ピアリングの商標で、同社の特許技術が使われています(正規品にはピアリングのマークが刻印されています)。
ピアリングという名の通り、多くがフープ形状。
イヤリングに見るようなバネやスクリューはなく、単に挟み込むだけのシンプルな構造に見えます。
金具一体型のフープピアスに似ていますが、二つのパーツをくっつけている部分に注目。
一見珍しくはないパーツの接合部分に、ピアリングならではの特徴があります。
耳たぶの厚さに応じて調整が可能
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パーツ同士を組み合わせている中央部分の構造が、ピアリングのシンプルさを実現しています。
単にカシメなどの技法で繋ぐだけでなく、閉じやすく開きにくいよう設計されているのです。
つまり、ピアリングはつけやすく取れにくい。
耳たぶの厚さに応じて細かく調整できるため、痛くはないけれど取れづらい絶妙なラインで着用ができます。
注意点は、ピアリングを外すとき。
開きにくい性質からイヤリング感覚で引っ張って外すと耳に傷がついてしまうため、必ず開いてから外すようにしましょう。
挟み込むのでボリューム感あるデザインも楽しめる
ピアリングの特徴として、そのホールド感からある程度ボリュームのあるデザインを楽しめることが挙げられます。
たとえば幅広フープ。
耳たぶとの接地面も広いため、ボリュームがあっても安定感があります。
また、フープ状のピアリングはチャームをつけることも可能。
長めのチェーンがついたチャームなら縦方向にボリュームを出すこともできます。
もともとチャーム一体型のデザインもありますが、アレンジして楽しみたいなら最初のピアリングはシンプルなフープ型をおすすめします。
リバーシブル着用が可能なデザインも
そしてピアリング最大の魅力といえば、リバーシブルで楽しめるということ。
普通のピアスやイヤリングとは異なりポストやキャッチ、金具がありません。
そのため、前後どちらを正面にするか気分によって変えられるのです。
たとえばK18YGとK18WGのコンビ。
つけると見えるのは半分だけなのでシンプルに身につけられ、ひとつでお得感がありますね。
アクセサリーの数は多くなくていいけれど、ファッションの幅を少しでも広げたい方にはぴったりではないでしょうか。
左右で色を変えてシンメトリーに身につけられるのも、リバーシブルなピアリングならでは。
ノンホールピアスとイヤリングとピアリングとの違い
ここまでで、ピアリングとイヤリングとの違いがなんとなくわかったという方も多いのではないでしょうか。
しかし、気になるのがノンホールピアスとの違い。
どちらもピアスホールを必要としませんが、どこに違いが見られるのでしょう。
ノンホールピアスとは
ピアスホールがなくてもピアスのように身につけられるノンホールピアス。
多くは金属やシリコン製の小さなパーツ部分を耳たぶに挟みつけます。
挟み込むため多少の「つけている感」がありますが、軽いため負荷がかかりにくいのです。
普段あまりボリュームのあるアクセサリーを身につけない方に、ノンホールピアスは好まれる傾向にあります。
また、シリコン製であれば金属アレルギーの方でも身につけられるといった特徴も。
ピアリングがおすすめな人とは?
ノンホールピアスとピアリングの一番の違いは調整ができるかどうか。
耳たぶが厚い方やイヤリングの圧迫感が苦手な方であれば、ピアリングはぜひ試していただきたいジュエリーといえます。
サイズによってはイヤーカフとしてもつけられるので、ひとつで何通りもの楽しみがありますね。
また、チャームでアレンジができるためあまりピアスの数を増やしたくない方にもおすすめ。
ネックレスやピアスのチャームをすでにたくさん持っている方にも、ジュエリーコーデの幅が広がって良いですね。
どちらが良いか、素材やデザイン、つけたいシーンによっても異なってきます。
この記事を素敵なピアリングやノンホールピアスと出会うヒントにしてくださいね。
POINT
- ピアリングはつけやすく外しにくい「ピアスに見えるイヤリング」
- 耳たぶの厚さに応じて細やかな調整ができるため、ギフトとしてもおすすめ
- シンプルなフープ型はチャームでアレンジを楽しむことも
【あわせて読みたい】そもそもピアス、イヤリング、イヤーカフの違いとは?
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大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。