コラム

レディース【帽子】の形と種類。大人女性に似合う人気のタイプはどれ?

春の陽差しを感じ始めると、UV対策もかねて気になり出すのが「帽子」ではないでしょうか。

また春夏だけでなく、いまや年間を通じてお洒落のアクセントにも欠かせない帽子ですが、種類や名称がとにかく多く、何をどんな服に合わせたらいいのかも迷いますよね。

そこで今回は、大人女性が日常使いできるタイプの帽子の種類をピックアップ。形や名前、どんなシーンに合うかなど、種類ごとに解説します。

キャップ

「キャップ」は、前一方向だけに「つば」が付いている帽子全般をさします。

ベースボールキャップ

名のとおり、野球のユニフォームで知られる形です。

スポーツやアウトドア向けのイメージがある帽子ですが、素材や色をシックなものにすれば、コーディネートをほどよくカジュアルダウンさせたり、こなれ感を出してくれたりと便利なアイテムでもあります。

マリンキャップ/フィッシャーマンキャップ

ふくらみがあり上部が平らになったキャップで、もともとは、ヨーロッパ沿岸の漁師や船乗りたちがかぶっていたことから「マリンキャップ」「フィッシャーマンキャップ」と呼ばれています。

2021年はマリンキャップも流行のきざしがあり、ロングスカートやワイドパンツなどのボリュームのあるボトムス+Vネックニットなどのシンプルコーデにマリンキャップを合わせるだけで一気に旬のムードになります。

ワークキャップ

ベースボールキャップの上部が平らにカットされたような形で、よりラフでカジュアルな印象になります。

ハット

帽子の周囲全体にぐるっとつばがあるタイプの帽子を「ハット」といい、さらに細かく分類すればハットだけで何十種類にもなります。

その中でもポピュラーで女性向けのタイプをいくつか紹介します。

中折れ帽(ソフトハット)

メンズライクな雰囲気のハットで、シャツとデニムなどのカジュアルな組み合わせから、カットソーとパンツにロングカーディガンなどのきれいめなコーデまで幅広く合い、着こなしを格上げしてくれます。

バケットハット/サファリハット

バケツをひっくり返したような形状から「バケットハット」と呼ばれる帽子は、コットンやナイロンなどの軽い素材で作られることが多く、アウトドアやフェスなどでも活躍してくれます。

写真のようにつばが広めで、あごひものついたタイプを「サファリハット」と呼ぶことも。

▼大人女性向けアウトドアファッションのコツはこちらでも紹介しています

40代からの【アウトドアファッション】2. 山歩きをお洒落&快適に

ストローハット(麦わら帽子)

「ストローハット」は、形ではなく素材による分類ですが、その特性と風合いを生かして次のような形が多く見られます。

  • パナマハット

正確には麦わらではなくエクアドル産の「パナマ草」で編んだものだけをさしますが、一般的には麦わらも含めて、編んだ中折れ帽タイプの帽子ならパナマハットで通じるでしょう。

  • カンカン帽

上部とつばが水平な形の麦わら帽子を「カンカン帽」といいます。当初は男性向けで黒リボンのみでしたが、現在はユニセックスでさまざまな色柄のリボンがあります。和服にも。

  • キャペリン

別名「女優帽」ともいい、つばが広くエレガントなデザインのものが多いのが特徴です。

▼「女優帽」については以下の記事でも詳しく解説していますのでぜひ読んでみて下さいね。

「女優帽」とは何?2019夏・大人の帽子トレンドと帽子コーデのヒント

ベレー

 

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「ベレー帽」はつばのない円形の帽子で、フエルトやウール・ファーなど、あたたかみのある素材で作られることが多いため、とくに秋冬に人気の帽子です。

同じニットとスカートの着こなしでも、中折れハットならかっこよく、ベレー帽なら柔らかく女性らしイメージに仕上げることができます。

ニットキャップ

ニットキャップも秋冬向けのイメージですが、最近では真夏をのぞき一年中使える存在に。

折り返しのないタイプは「シングルワッチ」(またはジーニーともいいます)、下の写真のように折り返しがあるものを「ダブルワッチ」といいます。

ハンチング/キャスケット

「ハンチング」は英語の「ハンティング」つまり狩猟のときに使われた帽子がもとになっています。

ハンチングはおもに男性に幅広く人気ですが、ハンチングの一種である「キャスケット」は、よりつばが長く、上部がふんわりとしていて女性向けのデザインです。

ワンピースや、シャツ+パンツのシンプルな着こなしにも、キャスケットを合わせればちょっと遊び心のある大人かわいいコーディネートに仕上がります。

POINT

  • 帽子は、大きくキャップ・ハット・ベレー・ハンチングなど形で分類される
  • 2021SSはマリンキャップが流行しそう
  • シンプルなコーデに、帽子でテイストを変えて楽しんで