ジュエリーの基礎知識

アミュレットとはどんな意味?ジュエリー・アクセサリーをお守りに

自分らしさを表現するため。
または、たんに美しいから。

ジュエリー・アクセサリーを身につける意味は、きっと人によってさまざま。

なかでもお守りとして、ジュエリーを身につける方も多いのではないでしょうか。

お守りジュエリーを探すとき、よく聞くのがアミュレット
カルティエをはじめとするブランドで展開されていますが、アミュレットとはどんな意味を持つのでしょう。

今回はアミュレットについて。
チャームとの違いやお守りジュエリーの選び方のヒントをお届けします。

アミュレットとは?意味や歴史、チャームとの違い

そもそもジュエリーを身につける意味ですが、ジュエリーの起源には多様な説があります。

他者との差異を演出するため。
対してコミュニティの一員として自分を同化させるためという説や、遊び心が生み出したという説もあります。

そのなかで多いのは「お守り」や「魔除け」としてジュエリーが生み出されたという説。
そしてアミュレット(amulet)には、もともと「魔除けの宝石」という意味もあります。

チャームとアミュレットの違いとは?

お守りジュエリーといえば、チャーム(charm)もそうですよね。
古代エジプトで病気や呪いから守るとして信じられていた「チャーム・ブレスレット」や、不死のシンボルであったスカラベ(甲虫)をモチーフにした「チャーム・リング」も有名ではないでしょうか。

しかし、チャームとアミュレットは、現代では少し異なる意味で捉えられる傾向にあります。

チャームは「幸運を呼び込むお守り」。
アミュレットは「魔除けのお守り」。

幸せのシンボルや縁起が良いとされるモチーフなど、幸せを呼び込むのがチャーム
悪いものから守ってくれるのがアミュレットという感覚でしょうか。

お守りジュエリーはどう選ぶ?

ジュエリー・アクセサリーはデザインで選ぶのもひとつですが、気分を変えたい時や悪いことから守って欲しい時に「お守り」として選ぶのも素敵ではないでしょうか。

たとえば幸運を呼び込むとして愛されている四つ葉のクローバーや、愛情を表すハート
「幸運と幸福」を石言葉にもつエメラルドなど、モチーフや宝石がもつ意味から自分に合ったジュエリーを選ぶのがひとつ。

また、パーソナルな意味からジュエリーを選ぶのもおすすめです。
誕生石やイニシャル、イメージカラーなど、身につける人にしかわからないお守りも特別感がありますよね。

※誕生石や宝石の石言葉は、こちらの記事からご覧いただけます

宝石の種類一覧!【色別】【誕生石】【硬度順】【和名】「宝石の名前がわかる」特集

 

誕生石にイニシャル。お守りジュエリー3つの選び方

身につけているだけで安心する、というのも一種のお守りジュエリーですよね。
そうしたフィーリングで選ぶのも良いのですが、選び方がわからないということであれば、3つの視点から考えてみましょう。

誕生日にまつわるジュエリー

ほかの人にはなんてことのない一日でも、あなたやあなたの大切な人がこの世に生まれてきた特別な日である誕生日。

その特別な想いを込めることは、きっとジュエリーをかけがえのないお守りとしてくれます。

誕生石はもちろん、生まれた月や日を表した数字をモチーフにしたジュエリーを身につけるのはいかがでしょう。
星座をかたどったものもさりげなくておすすめ。

意味を込めたジュエリー

たとえば宝石には、石言葉といってそれぞれ意味が込められています。
ダイヤモンドは「純白無垢」、ペリドットは「夫婦間の幸福」といったように、意味からも宝石を選べます。

また、意味を込めるならイニシャルも選択肢のひとつ。
大切な人のイニシャルや、大切な言葉の頭文字など、自分にしかわからない特別感もお守りらしさがあって素敵ですね。

イメージカラーの宝石をあしらったジュエリー

宝石の選び方は誕生石に石言葉だけではありません。
その色の持つ力強さや輝きの尊さなど、宝石だからこその魅力でも選びたいもの。

たとえば推し(応援している人)がいる場合、推しのイメージカラーにあった宝石を選ぶのはいかがでしょう。
また外観の美しさだけでなく産地や硬度、希少性など、ひとつの宝石には目に見えないさまざまな情報が詰まっています。

組みあわせて楽しめるのも、ジュエリーならでは。

癒しとなったり時には背中を押してくれる推しの存在。
小さいからこそ、身近に感じられるお守りジュエリーとして身につけてみては。

POINT

  • ジュエリーの起源として多く唱えられているのが「お守り」「魔除け」説
  • 幸運を呼び込むチャーム、悪運から守ってくれるアミュレット
  • イニシャルや誕生石など、自分にとって意味のあるモチーフもお守りジュエリーのひとつ

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