「着回し力の高いアイテムが欲しい!」「コーデを考えるのが苦手…」という方におすすめしたいのがアンサンブルです。
アンサンブルなら、複数のアイテムを1度に入手できるのでコーデもすぐに決められる上、単品での着回しも可能。
きれいめできちんとした雰囲気も大人の女性向きですね。
ところで、アンサンブルとはどういう意味?どんな服を指すのでしょう?
今回は、大人の女性を惹きつけるアンサンブルの魅力について解説していきます。
そもそもアンサンブルとは?
アンサンブルとは「セットで着ることを目的にした服」
服飾におけるアンサンブル(ensemble)とは、一緒に着られることを目的として販売されているアイテムたちを指します。
例えば、ニットプルオーバー×カーディガンなど、「この組み合わせは素敵ですよ!」とブランド側が提案している服のことです。
もともとアンサンブルは、フランス語で「調和・統一・一緒に」という意味。
「複数の洋服を1つに調和させる」ことから、セットで販売されているアイテムをアンサンブルと表現するのでしょう。
アンサンブルとセットアップの違いは?
セットアップとは、上下セット…トップスとボトムスがおそろいになっている服を指します。
一方、アンサンブルも複数のアイテムをセットで販売していますが、種類は多彩。
2種類のトップスを重ね着するニットアンサンブルの他、シャツ×ベスト、ワンピース×カーディガン、ワンピース×ジャケットなど、さまざまな提案がされています。
調和していれば、アイテムに決まりはないんですね。
アンサンブルの選び方・3つのポイント
1.アイテムの「素材」で選ぶ
素材はコーデの印象をガラリと変えてしまいます。
アンサンブル初心者さんにおすすめしたいのは、同じ素材を選ぶこと。
トップス×カーディガンや2種類のトップスがどちらもシンプルなニットなど、同素材でコーデに統一感を出すことができます。
シルクやカシミアなど上質素材のアンサンブルは、あまり流行に左右されないスタンダードなアイテムとして長く着られるのも魅力。
一方、気取らずカジュアルなコーデにしたいなら、綿カットソーなどを選びましょう。
変化をつけたい場合は、リブ×無地、アーガイルなどの柄×無地、レース×無地など、テクスチャーに違いのある組合せを。
メリハリが出て表情感のある着こなしに。
シルクブラウス×ニットベストなど、異素材ミックスのアンサンブルにも注目。
2.「色」で選ぶ
アンサンブルは、基本的に同色や同系色で配色したセットが主流。選んだ色の印象が大きくなります。
同色の面積が多いと、どうもぼんやりしてしまう…と感じる方は、柄の一部にホワイトが入っていたり、ネックやヘムにラインが入ったタイプもおすすめ。
金ボタンやパールボタンといった附属のアクセントも効果的です。
ベーシックカラーも使いやすいですが、時にはきれいな色やはっきりした色など「差し色」になるカラーを選ぶと、コーデに華やかさがプラスされますよ。
3.全体の「フォルム」で選ぶ
ゆったりとした服で柔らかい雰囲気を出したり、タイトなシルエットを選んでコーデを締めたり…。
アンサンブルのフォルムの選び方によってもコーデの雰囲気を変えられます。
ポンチョ×リブタートルニットなど、手持ちにないデザインを取り入れてみるのも新鮮。
それぞれ単体でも着回せ、コーデバリエーションが広がります。
トップス×カーディガンのアンサンブルは、丈の長さによってコーデの作り方も変わってきます。
長めの丈なら体型をカバーすることができますし、短めの丈で目線を上に注目させ、スタイルアップさせても素敵ですね。
アンサンブルの丈バランス、縦線も活かして着やせ効果を意識。
アンサンブルを着回すヒントとは?
手持ちの服をイメージしてバランスを考える
アンサンブルを着回す時は、まず手持ちの服をイメージしてみましょう。
もしネイビーや黒系など暗めの色が多いのなら、同じような色を選んでしまうとコーデを組みづらくなります。
色の濃淡で合わせるワントーンコーデや、アンサンブルの色を主役にしたメリハリのあるコーデなど工夫してみてくださいね。
アンサンブルには「きれいめ、きちんと」効果がある
アンサンブルには「きれいめできちんと整った印象」をプラスする効果があります。
例えばデニムにアンサンブルをセットで合わせると品のよい大人カジュアルに。
スカートに合わせパールのアクセサリーなどを添えれば上品でフェミニンな雰囲気を作れます。
一方、ジャケットのインに合わせる、フェミニンなワンピースに羽織る…単品使いをすればこなれ感の演出に。
表現したい印象を調整できるのがアンサンブルのいいところですね。
カーディガンセットは着回ししやすい
ずばり、着回し力の高いアンサンブルといえば、トップス×カーディガンのセット。
カーディガンは、
- 重ね着をして、きちんと感を出す
- 袖を通さずに羽織って、ラフさを演出する
- 肩掛けのまま袖を結んで、コーデのワンポイントを作る
- 腰周りで結んで、こなれ感を醸し出す
などなど、1着でたくさんのコーデを作ることができます。
カーディガンは、ブラウス、シャツ、ワンピースなど、どんなアイテムにも合わせやすい服です。
着回しをする時も重宝すること間違いなしですよ。
POINT
- アンサンブルとは「セットで着ることを目的にした服」
- アンサンブルを選ぶ時は、「素材」「色」「フォルム」を意識して
- カーディガンのセットであればさまざまな着回しコーデに重宝する
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マーケティングディレクター、ジュエリーに詳しいライター、女性メディアライター、ジュエリーデザイナーなどによる専門チーム。