ここ数年のファッションのトレンドの1つとして見逃せないのが、アウトドアファッションとリアルクローズ(日常に着る洋服)の融合です。
10~20代だけの流行ではなく、アラフォー以上の大人世代向けにも、少しショップをのぞいてみると、アウトドアファッションのエッセンスやディティールを取り入れたアイテムが増えているのに気づくことでしょう。
さらに、新型コロナウイルス感染を避けるため、人の密集する都会から広々とした自然の中で休日を過ごしたいと考える人が増えたことも、アウトドアブームに拍車をかけています。
アウトドア用の素材は、防水性・通気性・軽さ・ストレッチ性などが年々進化し続けているため、以前は実現できなかったような高機能とスタイリッシュさを兼ね備えたデザインが続々と登場しています。
そこで今回は、「いかにもキャンプ」や「ジャージ」といった印象ではなく、大人に似合う洗練されたデザインのブランドを厳選。自然や環境に対するブランドの哲学もあわせて紹介します。
大人女性がおさえておくべきアウトドアブランドは?
日本のショップや通販で買えるアウトドアブランドはこの10年ほどでぐっと増えました。
今回はその中から、定番ブランドから隠れた名ブランドまで、大人女性を素敵に見せてくれるアウトドアファッションのブランドを厳選して5つ紹介します。
HELLY HANSEN(ヘリーハンセン)
ヘリーハンセンは、ノルウェーの船乗りだった創業者が立ち上げたブランドで、140年以上にわたり世界中で愛されています。
アルファベットの「H」が2つ並んだロゴマークに見覚えがある人も多いのではないでしょうか。
この投稿をInstagramで見る
海や山でのハードな使用に耐える高機能な防水加工だけでなく、モノトーンを中心としたシンプルなスタイリングは街でも着られるウェアとして人気です。
MAMMUT(マムート)
マムートは、1862年にスイスで設立されたブランドで、本格的な登山から気軽なハイキングまで対応できる高機能なウェアに定評があります。
この投稿をInstagramで見る
ヨーロッパのブランドらしく、アウトドアユースでもスマートなシルエットと美しいカラーリングが特徴。大人女性にこそ着てほしいブランドです。
CHUMS(チャムス)
チャムスはペンギンに似た「ブービーバード(アカアシカツオドリ)」がシンボルマークの、アメリカ・ユタ州発祥のブランドです。
リバーガイドをしていた創業者が、サングラスを川に落とさないようオリジナルのストラップを開発したのが始まり。
現在はウェアだけでなくキャンプグッズなど、ポップでカラフルなのに上品なデザインが幅広く揃っています。
この投稿をInstagramで見る
MONCLER(モンクレール)
モンクレールは、フランスで生まれたブランドで、モンクレールと言えばやはり「ダウン」が有名。
この投稿をInstagramで見る
サスティナビリティ(社会の持続性)に配慮した企業としても知られていて、例えば店舗ではすべて消費電力の少ないLED照明を採用したり、再生電力を100%使用、女性管理職の割合56%など、SDGsの観点からも注目を集めています。
Columbia(コロンビア)
コロンビアはアメリカ・オレゴン州発祥のスポーツ&アウトドアウェアのブランドで、日本国内にも50店舗以上の直営店があります。
この投稿をInstagramで見る
自らポスターなどにも登場する女性創業者のポリシーは、「子どもが3人いても安心して買える手頃な価格のウェアを提供したい」。
アウトドア初心者の女性でも気兼ねなく一式揃えられそうなのも魅力的ですね。
POINT
- 近年は、アウトドアファッションと日常のファッションがボーダレス化
- 大人女性におすすめの5ブランドから、高機能でスタイリッシュなデザインのものを選んで
キャンプや釣り、バーベキューなどのアウトドアレジャーはもちろん、ぜひ毎日のファッションにも取り入れてみて下さいね。
【あわせて読みたい】大人向けアウトドアブランド紹介第2弾&山歩きコーデのヒントはこちら!
【あわせて読みたい】何を準備する?大人女性のアウトドア基本アイテムリストはこちら!
この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます
フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!