新型コロナウイルス感染拡大の影響から、在宅勤務やテレワークが急速に広まり、経済活動のオンライン化が進んでいます。
今後、新卒はもちろんのことパートや派遣の採用もオンラインで面接、そのままリモートワークで勤務…などの形式が急増することが予想されます。
そこで今回は、30代~アラフォー以上の大人女性がオンライン面接を受ける場合におすすめの服装と、知っておくとちょっと得するコツをお届けします。
オンラインでも、基本的には対面と同じ感覚で
オンラインの面接であっても、基本的な服装は対面と同じように考えましょう。
対面の面接では、黒・グレー・ネイビーなどのビジネススーツがもっともフォーマル。正社員への就職・転職や、長期フルタイムの派遣採用などもスーツが無難です。
派遣会社への登録会やパート面接なども、もちろんスーツで問題ありませんが、それ以外ならシャツやブラウス+ジャケットもきっちりと見えておすすめです。
シンプルな開襟シャツはもちろん、今季は上の写真のような「ボウタイブラウス」もトレンドです。
また、今季は2019年から流行中の「テーラードジャケット」に代表されるジャケットも、色・素材ともに豊富。
カジュアルアイテムと合わせて普段使いもできるので、ぜひ1着手に入れておきたいですね。
オンラインでは基本的に上半身しか画面に映りませんが、もし途中で書類を取りに行くなどで席を立つと全身が見えてしまいます。
スーツ上下は着用しないまでも、見えても違和感のないようなパンツ・スカートを合わせておくのが安心ですね。
オンライン面接ならではの注意点とは?
いっぽう、対面ではさほど気にする必要がなくても、パソコンなどの画面越しの面接ならではの注意点があります。
「背景」はできるだけスッキリと
オンライン面接では、パソコンやタブレット・場合によってはスマホを使用する形になります。
ノートパソコンやタブレットなど持ち運べるデバイス(機器)なら、背景にできるだけ私物や生活感が映り込まないよう、壁を背にした場所に移動できないか考えてみましょう。
オンライン通話アプリには、パソコンの画面上で背景を隠す機能もついていますが、輪郭の切り取りがやや不自然に見えることもあります。
できるだけ、部屋を片付けてすっきりさせておく、カーテンの前などで話す…などのほうがナチュラルな印象を与えることができます。
顔が暗くなっていないか確認を
窓を背にすると逆光になり、顔が暗くなってしまうことがあります。
部屋が暗いときも同様で、先方から表情や反応が見えないとスムーズに面接が進みませんので、照明をつけるなどして、顔が暗くならないように留意しましょう。
洋服の柄にも気をつけて
ジャケットやシャツなどの柄にも少し気をつけておきましょう。
千鳥格子やギンガムチェックなどの細かく規則的な柄物は、画面に映るとチラついて見える場合があるので、どちらにするか迷ったら無地の方が無難かもしれません。
また、事前に写真貼付の履歴書などを提出している場合、写真とあまりにもかけ離れた外見だと担当者が戸惑ってしまう可能性もあります。
できるだけ、メイクやなども写真と近いイメージで面接に臨む方が良いですね。
知っておくと便利なオンライン面接・面談のコツ
パソコンやスマホのカメラに写った自分の顔を見てがっくり…という経験のある人もいるのではないでしょうか。
「Zoom」などのアプリには、「設定」メニューの中に「外見を補正する」という機能もついています。また、メイクしたように見せられるアプリなど、急速なオンライン会議の普及につれてさまざまな機能が出回るようになりました。
ただ、化粧品販売やフェイシャルエステなど、職種によってはその人自身がすてきに見えるかどうかが採用の条件に含まれるような場合がありますよね。そういった場合は外見の加工機能はオフ、またはほどほどにしておくのが無難です。
一般的に、人の顔を下から見上げると、あごのラインがたるんで見えたり老けて見えたりするといわれます。
パソコンの下に台を置くなどして一段高くすると、カメラと顔が同じ高さになり、老け顔を回避しやすいのでおすすめです。
そして、無事採用が決まり、在宅勤務やテレワークが始まったら、以下の記事もぜひ参考にしてくださいね。
POINT
- オンラインでも、基本的には対面の面接と同じ服装をイメージ
- 背景・顔の暗さ・服の柄など、オンラインならではの注意点もふまえて
- 加工はほどほどに、カメラの位置を高めにするなどの工夫で老け顔を回避
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フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!