“旅するジュエリー”をコンセプトに展開するブランド、PETHICA(ペシカ)。
バックパッカーとして世界50カ国を旅したデザイナーの旅の思い出、そこから生まれるジュエリーの物語を綴るコラムを連載しています。
今回は、美しい街のお話。
ギリシャ・サントリーニ島の美しい街。
“Fira”という街を聞いたことがありますか?
それはそれは、美しい街でした。
地中海に浮かぶ島「サントリーニ島」にある港町の名前です。
サントリーニ島は三日月の形をしています。その中央西岸の中心的な島がFiraです。
観光地としても有名な島なので、繁忙期にはホテル予約が必須なほど、世界中からこの美しさを求めて人々が集まります。
PETHICAデザイナーは、人混みが苦手なので、少し時期をずらして秋に訪れました。
秋でも、半袖サンダル姿。そしてビーチでは泳いだりもできます。まさに地中海気候。
ふと見上げると、真っ青な空。そこに建つ真っ白な建物たち。小道には花が咲き、どこを歩いていても楽しい街並み。どこを切り取ってもフォトジェニックで絵になる景色。1日歩いているだけですっかりこの街の虜に。
旅先でアクティビティをするのは楽しいですが、旅先であえて「なにもしない」のも大好きです。時間に縛られずに。なにも計画しない旅。
起きたい時間に起き、ふと香ったベーカリーで朝食をとり、心地良い風の吹くカフェで読書をする。美味しいランチで満たされたらお昼寝をして、香り豊かなコーヒーをいただきながらデザインを描く。そして美しい夕焼けを見に丘へ上り、ライトアップされた街を眺めながら床に就く。
こんな過ごし方をするのにピッタリな島です。
なにもしない過ごし方ほど、心を豊かにしてくれるものはありません。普段の時間の流れが嘘のように、この街ならではの時間の流れが体に染み入っていくのがわかります。
このFiraという街は、ジュエリーショップが多いことでも有名です。
アクセサリーではなく、ゴージャスなゴールドジュエリーを扱うお店がほとんど。
いろいろなお店を廻ってみるのも楽しみの一つ。日本とは違った大振りなジュエリーがたくさんあり、創作意欲を掻き立てられました。あまりにも覗き込むので、おしゃべりしてくれるオーナーも。買わなくとも、たくさんお喋りさせてくれるのも楽しいものです。
白壁に青い屋根と青い空。そこにブーゲンビリアが目をひきます。人々は「カリメーラ!カリメーラ!」と元気よく声を掛け合っていたり。心から明るくなれる、そんな街並みと空気。毎朝起きるのが楽しくて仕方なくなるような街でした。
そんな豊かな過ごし方・心から生まれたコレクションがこちらです。
Fira: https://www.pethicajewelry.com/fira
青い空はブルーサファイア、ブーゲンビリアの花々をピンクサファイアで表現した作品。ゴールドも贅沢に使った一生ものになるジュエリーの逸品です。
PETHICA Popupのお知らせ
◆日時:2月19日(水)~25日(火)
◆場所:伊勢丹浦和1Fアクセサリー売場
どなた様もぜひお誘いあわせの上お越しくださいませ。デザイナーは毎日店頭にいる予定です。
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PETHICA Designer / Creative Director
世界を回って広大な自然を感じ、さまざまな人と出会い、笑ったり涙したり、耳をかたむけたり。
そうして受けたインスピレーションがひとつにつながって、ストーリーから生まれるジュエリー”旅するジュエリー”をデザインから制作までしています。