3月の卒業式に、4月の入学式。
子どもの成長を実感できる貴重な機会ですが、母は準備しなければならないこともたくさん。
なかでもしっかり準備したいのが卒業式・入学式のコーディネートではないでしょうか。
とくにアクセサリーはどのようなものを選べば良いのか。
ダイヤモンドは控えた方が良いのかなどと悩んでしまいますよね。
今回は小学校・中学校・高校の卒業式・入学式でのアクセサリー選びについてお届け。
普段つけないコサージュの選び方や、卒業式・入学式のアクセサリーマナーをご紹介します。
卒業式・入学式でのアクセサリーマナーは?
まずは卒業式・入学式の母の服装マナーについて。
学校や地域によっても異なりますが結婚式やお葬式ほど厳格なルールはなく、スーツやワンピースが主流です。
入学式ならオフホワイトやライトグレー、ベージュなどのライトカラーが選ばれる傾向にあります。
参考記事:卒業式、母親の服装は?40代からのマナーとおしゃれな着こなし
卒業式・入学式の主役は「子ども」。
そのため母の服装はシンプルに、お祝いの気持ちを込めてアクセサリーですこし華やかさを加えると考えると良いでしょう。
卒業式・入学式でのアクセサリー選びは「パール」が基本
フォーマル用のアクセサリーとしてスタンダードな「パール」。
最初のひとつなら、こんなデザインがおすすめ。
- ネックレスは1連
- 長さはチョーカー(35〜41cm)・プリンセス(42〜48cm)
- ホワイトやブラックといった控えめなカラー
- 7〜8mm程度の真円
- 揺れないピアス・イヤリング
「昼の行事には光りものは避けた方がよい」とされているため、卒業式・入学式でも輝きが控えめなパールは大活躍。
おしゃれな卒業式・入学式コーデは「3つ」のアクセサリーで
卒業式・入学式といえば、「パールのネックレス」や「コサージュ」が定番。
普段使いしないアクセサリーに特別感を感じる反面、どう選べば良いか困ってしまいますよね。
ここではおしゃれな卒業式・入学式コーディネートに欠かせない、アクセサリーを選ぶ際のヒントをご紹介。
まずはパールネックレスからみていきましょう。
パールネックレスは「2連」や「バロック」もあり
輝きは控えめなのに、華やかな印象を与えるパール。
主流は1連ですが、服の色味が暗くなりがちな卒業式には、連タイプのパールネックレスはいかがでしょう。
末端の金具を外すことで1連、2連も楽しめるネックレスは、シーンによって表情を変える優れもの。
バロックパールは粒の大きさが揃ったデザインを選ぶと上品な印象になります。
春らしい色味は、桜の花びらのような柔らかさをコーディネートにプラス。
明るいカラーのワンピースに映えそうですね。
冠婚葬祭用のパールといえば「本真珠」が一般的。
しかし、長い間使う高額なものと考えると、すぐ購入!というわけにはできませんよね。
そこでおすすめしたいのが「淡水真珠」と「湖水真珠」。
本真珠よりお求めやすい価格と、色・形のバリエーションの豊富さが魅力です。
コットンパールやガラスパールよりも華やかな印象になるので、この機会にぜひお手にとってみてくださいね。
ピアス・イヤリングは「スタッドタイプ」で上品に
パールネックレスをつけるなら、ピアス・イヤリングは色・形を揃えたパールを選んで統一感を。
デザインはスタッドタイプがおすすめ。
揺れるタイプはマナー違反というわけではありませんが、しっかりと固定されたデザインのピアス・イヤリングならつける場を選びません。
地金がシルバーカラーなら、こうした遊びがあるデザインも洗練された印象に。
パール以外なら、ホワイトオパールやムーンストーンなどの白色の宝石も素敵です。
また、ささやかであればダイヤモンドもOK。
一粒のシンプルなデザインを選びましょう。
コサージュ・ブローチは「バランス」を意識
フォーマルな場での「お祝いの気持ち」を表すコサージュ。
生花や造花で作られており、つける位置は自分からみて左側、少し高めの鎖骨あたり。
花以外の装飾が過度なもの・色味が派手なものは避けて、服の色味と合うコサージュを選びましょう。
せっかくの花なので「花言葉」で選ぶのも粋ですね。
たとえば春の訪れを感じさせてくれる「桜」。
花言葉は「精神美」「優美な女性」「純潔」です。
また、コサージュは安っぽく見えないよう、素材選びにこだわりを。
通販で購入する場合は、複数の写真を確認して購入するようにしましょう。
子どもの成長を実感できる卒業式や入学式。
特別な瞬間だからこそ、ふさわしい装いに身をつつみたいですね。
「想像していたよりも派手だった!」「思っていた印象と違った!」と当日慌ててしまわないよう、はやい段階でコーディネートを全身鏡でチェックしておくことを忘れずに。
POINT
- 卒業式・入学式のアクセサリーは「控えめ」を意識して
- 宝石の定番はパール、それ以外は輝きが柔らかい宝石を
- コサージュは「色」と「ボリューム感」のバランスを重視
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大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。