2019-2020秋冬の流行として、チェックや花柄、アニマル柄…「柄物」が注目されています。
特にトレンドのクラシック&レディライクな気分も楽しめる「柄スカート」は買い足しアイテムとしても最適。
でも「トップスはどう合わせれば?」と、スカートのコーディネートにお悩みのアラフォー、40代の大人世代もいらっしゃるのでは。
色合わせの基本は?最近話題の「ワントーンコーデ」「ラテコーデ」とは?冬に向けてのカラーコーデは?
今回のテーマは柄スカートのコーデ。主にニットとの色合わせの視点を中心に3つのヒントをお届けします。さまざまな柄スカートの種類も楽しめますよ!
1.柄の中の1色をトップスに
柄スカートコーデ、まとまり感を作る基本とは?
柄スカート、特に流行のミモレやマキシなどのロング丈は面積が大きく、合わせるトップスにも迷ってしまいますよね。
まとまり感のあるコーデにしたい時のコツは「柄の中の1色をトップスに持ってくる」こと。
もともと柄はバランスの良い配色パターンで作られています。そのパターンをコーデ全体に活かす感覚です。柄の中の面積の小さい部分の色も活用して。
広がりすぎないトラペーズ(台形)ラインのスカートはクラシカルですっきり。ペイント風のジオメトリックパターンがアーティスティック、懐かしく新鮮な印象です。
チェックの場合は、細く入ったラインの色もヒント。
トラディショナルなプリーツスカートはマキシ丈だと大人っぽい雰囲気ですね。
面積が広い色とトップスの色を合わせれば、よりセットアップに近いまとまり感が出ます。
チェックをバイヤス(斜め)に使った、女性らしいシルエットのフレアスカート。
「ワントーンコーデ」「ラテコーデ」とは?
応用として、柄の同系色や近似色をトップスに持ってくる方法があります。ベージュやカーキベースの柄に対して、より色味のあるキャメルを配するなど。
最近「ワントーンコーデ」と言われるような雰囲気は、広い意味での同系色コーデと言えそうです。
※正確には、「ワントーン」とはトーン(色調)が揃っていれば色(色相)は違っていていいのですが、今は同系色やグラデーションコーデのことを指している例が多いですね。
この秋人気のベージュやブラウン系の同系色コーデは、カフェラテの色合いから「ラテコーデ」と呼ばれれることも。
トレンドのアニマル柄の中でも取り入れやすいゼブラ柄。
面積が大きいフレアスカートはウエストマークでXラインを意識して。体型が気になる方はブラウジング×ベルト使いもおすすめ。
同系色のニットワンピースと柄スカートをレイヤードするのもおすすめコーデのひとつ。
ロング&リーンのシルエット、裾からのぞく柄が華やかでも全体としてはシンプルにまとまります。
立体感のあるストライプ柄プリーツスカートにワンピースも立体的な編地で、ニットに直線のシャープさを効かせたコーデ。
ニットワンピースについてはこちらの記事で特集しています。
なお大人世代の同系色コーデで注意したいのは、全体の印象がぼんやりしてしまうこと。
大振りのイヤリングやレザーの艶など、引き締め効果のある小物やアクセサリーをプラスしてメリハリを作りましょう。
ペイズリー柄のマーメイドスカートは、ウエスト回りがすっきりして裾が広がり女性らしいシルエット。
2.信頼のブラック系、冬に向けて期待のホワイト系
お助けカラー、信頼のブラック
柄物って着慣れていないと、なんだか派手に見られないかしら?と心配になったりしますよね。
そんな時、安心なのが「柄スカート以外全部ブラック」コーデ。柄スカートを主役に見立て、他は黒子に徹します。
黒のタートルネックに手描きペイズリー柄のティアードスカート。モノトーンでまとめたシックで華やかなコーデ。
顔がくすまないよう、ピアスやイヤリングの輝きをプラスして生き生きとした表情に。
黒の面積が多すぎたら、Vネックやボートネックで鎖骨や首回りの肌、スカートとブーツの間の肌を見せると抜け感が出ます。
立体的なジャカードの柄、後ろ身頃がブラックの合皮というリッチで凝ったデザインのタイトスカート。
ホワイト系を着こなすと冬のおしゃれ上手に
いっぽう冬に向けては、雪のイメージもあってホワイトやオフホワイト、エクリュ、キナリ、クリーム、ライトベージュやライトグレー…といった白っぽいカラーが浮上します。
2019-2020秋冬はもともとホワイト系を取り入れた着こなしも注目されているので、大人世代もチャレンジしてほしいカラー。
真っ白よりは少し色味があるほうがこなれて見えます。
暖かみのあるスリット入りニットとレトロな花柄スカート、太めヒールのショートブーツ。スタイルカバー力もあり、着こなしやすいコーデ。
オーバーサイズニットにロング丈スカートではゆるすぎて…という方には、しっかりめ素材のボクシーな柄スカートはいかがでしょう。
フレアや台形のシルエットで、チェック×無地のリバーシブル仕立てのラップスカートの人気が上昇中です。ボリュームの出がちなホワイト系のオーバーサイズニットと合わせても引き締まった印象に。
トップス&ボトムを同系色でつなぎ、ホワイト系のざっくりニットを合わせれば縦長効果でスタイルアップ。CPOジャケットも合いそう。
ジャカードを裏使いしたユニークな柄、大人っぽいIラインを作るロングタイトスカートも復活してきていますね。
3.「きれい色」、明るく元気なカラーを楽しもう
2019-2020冬、気になるカラーとは?
この秋はブラウン系カラーコーデが人気ですが、冬に向けては「きれい色」、明るく元気な差し色が気になります。
新色のアイシャドウパレットなどを見るとメイクのトレンドもちょっとこの方向に変わってきているよう。
レッド、オレンジ、マスタードイエロー、フューシャピンク、パープル、コバルトブルー…
比較的合わせやすいのがイエロー系。ブラウン系の柄スカートとも相性がいいです。
ニットでブライトカラーやビビッドカラーを楽しもう
派手?と思われるかもしれませんが、明るく元気な「きれい色」、実は大人世代に似合います(沈んだカーキやくすんだピンクなどは顔色を暗くしてしまうことがあります)。
冬・ニットの季節こそきれいな色がおすすめ。強めのカラーは布帛(ふはく、織物のこと)だとキツさが出る場合もありますが、ニットだと柔らかくポップに見えて着こなしやすいのです。
実は「柄の1色を使う」基本テクニックの応用でも対応できます。柄の1色をより明るく強めて使う感覚で。
チェックのラインを活かして、濃いめピンクのヘアリーニットを合わせたコーデ。
レッド系はオレンジ寄りの朱色もおすすめカラー。
華やかで大人の女性らしいパープルもぜひトライしてほしい色。
特に冬本番、お手持ちのコートが黒やベージュなどのベーシックカラーの場合、きれい色が冬コーデのワンポイントになります。
ちょっと上級編?ビビッドなコバルトブルーはこの冬気になるカラーです。線画調の花柄スカートと合わせて、少しずつ色相をずらしたブルー系のコーデ。
きれい色のストールやマフラー、靴やバッグをスパイス使いするのもいいですね。ジュエルカラーでもあるので、カラーストーンのジュエリーを合わせるのもおすすめです!
POINT
- 柄スカートは柄の1色を活かすとバランスよくまとまる
- ブラック系orホワイト系、モノトーンと合わせると柄が主役に
- 2019-2020秋冬は「きれい色」、明るく元気なカラーとのコーデも楽しい
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マーケティングディレクター、ジュエリーに詳しいライター、女性メディアライター、ジュエリーデザイナーなどによる専門チーム。