「おじさんジャケット」とも言われるテーラードジャケット。クラシックムード復調の流れからレディスファッションでも人気が上昇しています。
特にダブルブレストの人気が復活（「ダブルジャケット」と表記されています）。金ボタン使いも増加、「金ボタン・紺ブレ」ブームをご存知の40代・50代には懐かしい印象もありますよね。
昔は着ていたけど、もうかっちりしたテーラードジャケットコーデは苦手…と感じていた大人世代も、2019-2020年秋冬はテーラードジャケットスタイルに注目してみては？
この秋冬のジャケットは「バサっと」「ざっくり」着てOK、ラフに袖まくりしてこなれた感じで着こなすのが旬のコーデ。
せっかくジャケットを買うなら秋から冬まで着回したい、そんな方は「ジャコット」感覚に注目してみてください。…で、ジャコットとは何？
などなど、2019-2020年秋冬のテーラードジャケット、選び方や大人のコーデ・３つのヒントをお届けします。
1．トレンドのチェック柄をジャコット感覚で
そもそもテーラードジャケットとは？「ジャコット」とは？
テーラードジャケット(tailored jacket)は、しっかりした仕立てのジャケットのこと（テーラード=仕立ての）。本来はメンズウェアの言葉で、レディスでは紳士服仕立ての衿（ラペル）があるジャケットを指すことが多いです。
さらに、最近ジャケットの説明で時折見かける「ジャコット」という表現。
これはやや厚手の生地、オーバーサイズで「ジャケット以上、コート未満」のジャケットを指す言葉。「コーディガン」と同じ、造語ですね。
メンズライクなシルエットでワイドな身幅、中にニットなどを着ても羽織れるゆとりのあるサイズ感のジャケットなら長い期間着ることができます。
秋から冬にかけてのジャケットを探すなら「ジャコット」感覚に注目ですね。
トレンドのチェック柄やツイードのテーラードジャケットにトライ！
この秋人気の「チェック」×「ダブルブレスト」をおさえたメンズライクなテーラードジャケット。トレンドのブラウン系カラーコーデで。
より大胆なチェック柄も。ジャケットのシルエットは、着丈の長さだけでなく肩回りや衿もすこし大きくなっている傾向です。このジャケットは「シングルブレスト」、個性的なボタン使いに注目。
こちらはズバリ「ジャコット」というアイテム名で出ていました。かなりゆったりしたサイズ、ショートコート感覚で着回しできますね。
ミックスツイード素材のテーラードジャケットも秋冬らしく知的でマニッシュな印象。
2.レディライクorマニッシュ、ミックスコーデを楽しもう
テーラードジャケット×ボトムは同生地のセットアップもよいですが、単品ジャケットコーデを考えるのも楽しいもの。
異素材ミックス・テイストの違うアイテムとのミックスコーデだと「こなれ感」が出ます。
渋いおじさんジャケット×レディな甘さをプラス、定番ジャケット×カジュアルに着崩す…メリハリを効かせるのがコツ。
袖まくりしてラフに合わせるのも、2019年秋冬らしいジャケットコーデ。
揺れるロングボトムと合わせてレディライクに
プリーツスカートやAラインのスカート、ボウタイブラウス、ワンピースなど…ドレッシーなアイテムとのコーデでクラシカルなレディスタイルを。
プリーツスカートは、女らしいのにきりっとした縦線効果もあり、テーラードジャケットと相性がいいですね。
フェミニンなワンピースにテーラードジャケットを合わせるのも2019秋冬らしい旬コーデ。
デニムやワークテイストを加えて、こなれトラッド＆マニッシュ
トラッド感のあるジャケットにデニムやベイカーパンツなどのワークテイストを組み合わせるミックスコーデもおすすめ。アニマル柄の小物使いもトレンドで、定番の「金ボタン・紺ブレ」が新鮮な表情に。
3．肩の凝らない素材選び
ジャージー素材のテーラードジャケット
テーラードジャケットはどうも肩が凝る…そんな大人世代は、着心地の良いニット素材を選んでみては。
大人世代には懐かしいイメージもある、モックロディと言われる高密度のジャージー素材のブレザー。目の詰んだ素材感できちんと感もあり、かつ着やすいのが魅力。
ポンチ（ポンチローマの略）もジャージー素材の一種。厚手で目が詰まっており、1970年代風のレトロテイストが感じられる素材です。ポンチのダブルジャケット×パンツのスーツスタイル、懐かしい雰囲気がまた新鮮ですね。
（ちなみに、ニットとは編地、編み物の総称、ジャージーとは編地を裁断・縫製して衣服とするタイプの素材の呼び方です。）
POINT
- 2019秋のテーラードジャケットはジャコット（ジャケット＋コート）感覚で選ぶと使いやすい
- 「こなれ感」を意識して。ミックスコーデを楽しもう
- トレンドのチェック柄や着心地のいいジャージー素材など、素材選びもポイント
大人も楽しめるテーラードジャケットコーデのヒントをお届けしました。
ジャケットは着た時のサイズ感や着心地などが大切。できれば試着して選んでみてくださいね。
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マーケティングディレクター、ジュエリーに詳しいライター、女性メディアライター、ジュエリーデザイナーなどによる専門チーム。
