夏休み頃から秋にかけては、各学校で次年度の入学生に向けた「学校説明会」が開催されます。
小中学校はもちろん、多くの場合、高校でも保護者が学校説明会に同行することが多いでしょう。
しかし、初めて参加する学校説明会では「母親の服装はどうすればいいの?」と悩んでしまいますね。
そこで今回は、小学校・中学校・高校それぞれの学校説明会について、40代を中心に、30代~50代の「母親の服装のヒント」をお届けします。
※普遍的な考え方のもと、ファッションの画像については2023年秋最新版に変更しました。
【小学校の学校説明会】母親の服装おすすめは
小学校の学校説明会は、受験をするかどうかで時期や内容が大きく異なります。
受験のない公立小学校では年明けに行われることがほとんど。入学前検診や採寸・物品購入を同時開催する学校も多く、動きやすさ優先で比較的カジュアルな服装の保護者も多く見られます。
一方、私立や国立小学校では、夏から秋にかけて開催される学校説明会への参加が受験資格となっていることも多く、すでに説明会は受験の一部と考えて良いでしょう。
この場合は、迷わず、いわゆる「お受験スーツ」を選びましょう。
「お受験スーツ」は、濃紺のジャケット+膝の隠れる丈のスカートが基本です。
暑い時期には紺のワンピースや、紺スカート+白ブラウスでも問題ないでしょう。
ただし、運動会の参観を兼ねている場合に限りカジュアルな服装で良い学校も多くあります。
情報がなくて迷うときは、きれいめのブラウスやカットソーで出かけ、パーカなどカジュアルな上着を持参して、周りの様子に合わせて調節できるようにしておくといいですね。
【中学校の学校説明会】母親の服装おすすめは
一般的に、子どもの年齢が上がれば上がるほど、保護者は脇役となり、服装を含め重視されなくなるといわれています。
私立中学の受験を考えている場合でも、6月頃から9月にかけて多く開催される説明会の時点では、一部のミッション系女子中学校をのぞいては、「お受験スーツ」までは必要なかったという経験者の声が多いようです。
ただ、どのような学校説明会でも、公式な説明を聞かせてもらう姿勢を心がけることは大切でしょう。
清潔感とマナーを意識し、ワンピースやブラウス+スーツのような「きれいめのオフィスカジュアル」を基準にしてはどうでしょうか。
【高校の学校説明会】母親の服装おすすめは
公立高校の説明会や見学会では子どもだけが参加することも増えてきます。
保護者が参加する場合も、通常1人1人の服装を見られることはありませんので、中学校と同じく清潔感のあるスカートとブラウス、ニットとパンツなどの服装で問題ないと考えられます。
いっぽう私立高校では、説明会と個人面接が同時に行われることもあります。この場合は入試の一環と考え、フォーマルなスーツの着用がふさわしいでしょう。
【学校説明会】に持っておきたい便利なアイテム
小・中・高を通じて、学校説明会に参加するときに持っておくと便利なアイテムも紹介します。
スリッパ
説明会や見学会では「上履きやスリッパをご持参下さい」と指定されることもあります。
貸し出してもらえることもありますが、複数の学校を回ることや入学後の参観なども考え、1足用意しておくのがおすすめ。
3~5センチ程度のヒールがあるスリッパなら、かかとがパタパタせず静かで歩きやすい上に、美脚効果も期待できます。
校舎内を移動するときにパンプスなどの外靴を持ち歩く可能性もあります。ガサガサと音のするレジ袋よりも、専用の布製収納袋があるとなお良いですね。
サブバッグやトートバッグ
説明会ではパンフレットや資料などが配布されますので、A4の書類やクリアファイルが入るサイズのサブバッグがあると便利です。
シンプルなヘアアクセサリー
ロングヘアをゴムやシュシュで束ねただけでは普段着感が出てしまうので、上品なヘアアクセサリーですっきりとアレンジするのがおすすめです。
POINT
- 小・中・高ともに、受験のない公立では清潔感のあるオフィスカジュアルでOK
- 私立小学校や中高で面接を伴う説明会には、紺のお受験スーツが安心
- 上品で機能的なスリッパやバッグなどの小物も忘れずに
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フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!