お盆も間近に迫り、暑さも一層激しさを増してきましたね。
皆さまの夏休みの計画はどんな感じでしょうか?
海にプール、音楽フェスなど、夏は野外でのイベントが多いなか、大人になっても外せないのが夏祭り。
遠くのお祭りに足を伸ばす方も、地元のお祭りを堪能する方も、今年の夏は浴衣とアクセサリーのコーディネートを楽しんでみませんか?
着付けの面倒さや動きにくさこそあれど、大人になった今だからこそ、浴衣ならではのアクセサリー使いが楽しめるのです。
今回は、夏祭りを一段と盛り上げる、大人の浴衣とアクセサリーのコーディネートについてお届けします。
浴衣に合う大人のジュエリー・アクセサリーの選び方
夏の風物詩である浴衣は、日本の情緒が堪能できる身近な伝統のひとつ。
もとは蒸し風呂に入る際に着用する湯帷子(ゆかたびら)が原型であり、それが入浴後に着るようになって、暑い日用の衣服となりました。
和服の美しいシルエットや色合い、洋服とはまた異なる柄や雰囲気は、それ一枚で様になりますよね。
浴衣に小物を合わせるならば、簪(かんざし)や帯留めなどの和装小物が基本。
しかし、今年の夏はジュエリーやアクセサリーを取り入れて、大人だからこそできる浴衣のコーディネートに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ここでは浴衣と合う大人のジュエリー・アクセサリー選びのポイントをご紹介します。
アクセサリーは浴衣の色や柄、デザインをベースに選ぶ
ジュエリー・アクセサリーの選び方の基本は、主役の浴衣を引き立てるよう選ぶこと。
浴衣がホワイト系なら、宝石はパールやムーンストーン。
グリーンならペリドットやスフェーンなど、色味を合わせることで全体的に統一感が生まれます。
また、浴衣の柄と一緒のモチーフを、アクセサリーでさりげなく取り入れるのも素敵。
モチーフを選ぶ際の注意点としては、全身のバランスをみて選ぶこと。
ボリューム感が強いとチープな印象を与えてしまうこともあるため、サイズもしっかりとチェックしましょう。
反対に、少し遊びを加えたいなら浴衣の反対色を取り入れるのがひとつ。
そのとき、ジュエリー・アクセサリーの存在感は控えめにするのがベスト。
たとえばイエローの浴衣なら、ラピスラズリのリング。
ライトブルーの浴衣には、赤い珊瑚をあしらったピアスを添えるのもおすすめです。
浴衣の色味が淡いほど、主張のある色は面積が小さくても鮮やかに引き立ちます。
アクセサリーは「首」にポイントを置き大人の品格を
もし、リングやピアスなどがあまり得意でないということなら、ブレスレットとアンクレットはいかがでしょう。
洋服のコーディネートでも度々触れられる三首(首・手首・足首)。
見せることで着痩せの効果や垢抜けた印象になると言われていますよね。
浴衣は三首すべてを露出していますが、襟元が詰まっていたりと洋服とはまた勝手が違います。
だからこそ、ブレスレットやアンクレットで、出ている部分の華奢さを引き立て、大人っぽさをプラスしてみてはいかがでしょう。
袖や裾から少し覗くブレスレットやアンクルは、華奢なチェーンに宝石が控えめなデザインを。
動きに合わせてさりげなく揺れるさまが、所作も美しくみせてくれそうですね。
大人の浴衣コーデに合わせたいジュエリー・アクセサリー2選
一見浴衣に合わなさそうなアクセサリーも、選び方のコツを抑えることで素敵なコーディネートが完成します。
ここまで基本を押さえたなら、つぎは応用編。
新鮮な浴衣の着こなしをより楽しめるアイテムを2つご紹介します。
ブローチ
帯留めの代わりとしても活用できるブローチ。
帯留めよりもデザインの幅が広いので、浴衣にぴったりの素敵なアイテムをみつけることができます。
帯締めに針を通すのがちょっと…という場合でも大丈夫。
金具が縦についたブローチや、回ってもデザインが変わらないブローチを選んで、金具部分に帯締めを通しましょう。
その際、ブローチのサイズが大きいと安定感がなくなります。
金具部分が帯締めの幅と変わらないサイズのものを選んでくださいね。
イヤーカフ
イヤーカフは下に垂れるピアスと違い、耳の横側の軟骨につけることで、まとまりのある華やかさを演出できます。
普段はつけないボリューム感のあるデザインにも挑戦しやすいのも嬉しいですね。
髪飾りをつけないショートヘアさんにおすすめ。
普段使いにも最適なイヤーカフ。
片耳だけでも存在感のあるアートピースのようなデザインは、浴衣に新しい魅力を付与してくれること間違いなしです。
着るだけで特別な気持ちになれる浴衣。
大人になった今だからこそ、新しい魅力を発見することも、浴衣を着る楽しみのひとつとなりそうですね。
手持ちのジュエリー・アクセサリーで。
または新しく買い揃えて。
夏を彩る楽しいひと時をお過ごしくださいね。
POINT
- 大人の浴衣コーデは引き立てるアクセサリー選びを
- 手首と足首にポイントを置き、見た目も所作も美しく
- 手持ちのアクセサリーでも、ひと工夫で浴衣の魅力を引き出せる
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大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。