アラフォー以上の世代では、学生時代「眼鏡をかけているとモテない」「地味」といった印象が強かったかもしれませんが、現在では眼鏡はすっかりお洒落アイテムとして人気を集めています。
今回は、意外と知らない眼鏡に関する基礎知識や、顔型によってどんな眼鏡が似合うのかといった選び方のヒント、サングラスの流行なども取り上げ、大人女性がおしゃれに眼鏡を活用するヒントをお届けします。
眼鏡(メガネ)の種類と基礎知識
眼鏡にはさまざまなフレームの形がありますが、店頭でよく見かけるのは次のようなのタイプに分けられます。
ウェリントン型
丸みを帯びた逆台形のフォルムで、眼鏡の定番ともいえるタイプ。年齢性別問わず使えてクセのない眼鏡です。
スクエア型
スクエアは「角」という意味。かっちりした知的な印象を与えることができます。
オーバル型
オーバルは「楕円」という意味。
横長で丸みのあるシェイプは落ち着いた印象を与えるため、大人女性にぴったりです。
フォックス型
フォックスは「キツネ」。その名のとおり、目じり側が上がったデザインで、シャープな印象を与えます。
フレームの形には、そのほか「ラウンド型」「ボストン型」もとても人気があります。
(ラウンド型、ボストン型について詳しくは下の「サングラスの流行」で解説します。)
フレームの素材
フレームの形に加えて、フレーム素材にもいろいろなタイプがあります。呼び方は国やメーカーで異なる場合もありますが、大きく分けると次のようになります。
- メタルフレーム…金属のフレーム。細くても丈夫なので、眼鏡の存在感を出したくない時にも良い。
- セルフレーム…アクリル樹脂などのフレーム。色や柄が豊富でカジュアルなコーディネートによく合う。
- ハーフリム…上半分だけにフレームがあり、下半分はナイロン糸などで留めてあるタイプ。周囲をフレームが囲んでいる眼鏡よりも軽い印象にできる。
- フチなし(ツーポイント)…レンズの周りにフレームがなく、直接穴を開けてあるので、強度はやや劣るが、軽く、顔の印象をほとんど変えない自然さがメリット。
大人女性に似合う眼鏡(メガネ )、選び方のヒント
顔のサイズと眼鏡のサイズを合わせる
誰にでも当てはまる基本的な眼鏡の選び方は、まずサイズ感の確認から。
眼鏡の縦サイズは、眉からあごまでの長さの3分の1程度が違和感がないといわれています。
それより大きいとバランスが悪く、顔が大きく見えてしまうといったデメリットも。
横幅は顔の幅と同じか、やや狭い程度のものが良いでしょう。
眼鏡の上ラインと眉のカーブが合うのが理想
眼鏡の上のライン(トップリム)が、眉のカーブを分断するときれいに見えないため、並行になるのが理想です。
カーブの角度が合わない場合でも、眉頭と眉尻、もしくは眉頭だけでも合っていれば比較的すっきりと見えるはず。
黒目の位置を合わせる
より自然な印象に近づけるためには、レンズの中央近くに黒目がきているかどうかもチェックしましょう。
形は気に入っているのに黒目の位置が合わない…というときは、同じシェイプでブリッジ(左右のレンズをつなぐパーツ)の幅が異なるものを探してみるとぴったり合うものが見つかるはず。
お店によってはブリッジを調節して幅を合わせてもらうこともできます。
顔型と違うシェイプの眼鏡を選ぶ
一般的に、顔の形と同じシェイプより、顔型と異なるシェイプの眼鏡の方が似合うといわれています。
丸顔の人ならスクエアやフォックスタイプ、四角顔の人ならラウンドやオーバルタイプがおすすめ。
できるだけ試着しよう
通販でも色々なタイプが買えますが、眼鏡はやはり実際に試着する方がおすすめ。
「なかなかお店に足を運べない…」という人は、最近では、オンラインで複数の眼鏡を選ぶと自宅に届き、試着してから気に入ったものを購入できるショップもあるので利用するのも良いですね。
サングラス、大人女性はこう選ぶべし
夏のビーチリゾートはもちろん、車の運転や日常の外出にも欠かせないサングラス。
通常の眼鏡と同じく色々なフレームタイプがありますが、2019年は以下の2タイプが人気です。
2019年流行のサングラスのタイプ 1)ボストン型
比較的オーソドックスな「ボストン型」は、きれいめな服装から白のシャツとデニムまで合わせやすい万能タイプのサングラスです。
色は真っ黒だと迫力が出てしまいがちなので、グレーやブラウンなどのニュアンスカラーがおすすめです。
2019年流行のサングラスのタイプ 2)ラウンド型
少しおしゃれ度を上げるなら、丸いレンズの「ラウンド型」がイチオシです。
この「丸メガネ」型は昔からありますが、ここ最近ではファッションに抜け感を出したいときの小物として人気が急上昇。
大人女性なら、麻素材のセットアップなどにさらりと合わせて遊び心を演出したいですね。
サングラスは余裕のある大人女性にこそ似合うファッションアイテムのひとつ。
また、紫外線は目からも入り肌の老化につながるといわれています。
積極的にサングラスを取り入れ、おしゃれと快適なUVケアを両立させてみては。
POINT
- 基本のフレームタイプと与える印象を知っておこう
- 顔のサイズや形によって似合う眼鏡が決まる
- サングラスは「ボストン」「ラウンド」が旬
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フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!