トレンド&コーディネイト

「袖コンシャス」とは?夏の着やせトップス&秋トレンド対応、袖の種類に注目!

最近「袖コンシャス」という表現をよく目にするようになりましたね。

「袖コンシャス」の意味とは?どんなデザイン?「夏の着やせトップス」として着やせ効果があるって本当?
今回は夏から秋に向けて、トップスが主役となるファッションの季節に効く「袖(そで)コンシャス」に注目してみました。

そもそも「袖コンシャス」とは?

袖コンシャス」とは、「袖に意識が集まるような、袖に特徴があるデザインの」という意味の造語です。

コンシャスは英語で【conscious】。「意識的な」という意味の形容詞です。ボディと組み合わせると「ボディコンシャス」、バブル期に流行した「ボディコン」になりますね。

あまり細かい定義はなく、さまざまなデザインの袖を総称している言葉です。

袖口を手の甲やそれ以上に長くした「萌え袖」の人気もあって、袖デザインのバリエーションが増え、呼ばれるようになったのが「袖コンシャス」。
ボリューム感のある袖は「盛り袖」と言われることも。袖だけレースなど異素材と切り替えるデザインも含まれます。

「袖コンシャス」デザインの種類と名前

袖コンシャス」デザインにはさまざまな種類がありますが、代表的な名称をご紹介。スリーブ【sleeve】とはのことです。

ギャザースリーブ・タックスリーブ

肩と袖口をギャザー等で絞り、ふくらみを持たせた袖。

半袖の「パフスリーブ」は少女らしい袖の代表。タックで膨らませるデザインは「ランタンスリーブ」とも。昔は「ちょうちん袖」と言っていましたね。

バルーンスリーブ」は、袖全体がバルーン(風船)のようにふくらんだ袖。「ブッファンスリーブ」はバルーンと似ていますが、バルーンより長めで袖口にかけてのボリュームが大きい袖です。

フレアスリーブ

肩から袖口にかけてフレア状に広がった袖。

長袖で袖口が広がったデザインは「エンジェルスリーブ」、鐘のように広がる形は「ベルスリーブ」と呼ばれます。切り替えが入って傘状に広がる袖は「アンブレラスリーブ」。またケープ(肩掛け)のような袖は「ケープスリーブ」。

広がる袖にスリットを入れて着やすくするデザインを「スラッシュドスリーブ」と呼ぶこともあります。

フレンチスリーブ

身頃と袖の切り替えがなく、身頃の生地がそのまま袖になっているデザイン。生地を大きくスカーフ状に使ってフレンチスリーブを作るデザインは「キモノスリーブ」「ワイドスリーブ」とも呼ばれます。

レッグ・オブ・マトン(ジゴ袖)

肩口が膨らみ、手首にかけて細くなる、「羊の脚」のようなクラシックな袖。最近はメイド服のブラウスで見かけますね。

キャンディスリーブ

袖口を飴の包み紙のように絞るデザインの呼び方。実際にリボンを付けたものは「リボン袖」とも。他に袖口のカフス部分がリボンになっているものを「リボンカフス」と呼ぶことも。

アームスリット

肩から腕にかけてスリット状の空きがある(ボタンやリボンなどで止める場合も)デザインの呼び方。

夏の袖コンシャスは、二の腕を隠す着やせ効果も

夏はきちんと感・高見え・着やせ効果を期待できる「袖コンシャス」

これから暑くなる盛夏にかけて、トップスのデザインは重要なポイント。

どうしてもシンプルになってしまう真夏のコーデ。
袖コンシャスなブラウスやカットソーは、デザインされている分「きちんと感」や「高見え」効果が出せる場合もあります。

そして、ノースリーブは涼しいけれど二の腕を出すのはちょっと…という方に、二の腕の着やせ効果を期待できるのが「袖コンシャス」デザイン。

特にフレア系のスリーブは、涼しさもあり、生地の揺れ感で腕の存在をあいまいにするため、着やせ袖コンシャスの定番としておすすめ。

またトレンドのボリューム袖で、ふんわりと腕をカバーしても。

袖をカットワーク生地で切り替えたギャザースリーブのカットソーは、カジュアルさと品のよい透け感のバランスがいい一品です。


BY ジャージー×カットワークギャザースリーブカットソー

秋の袖コンシャスはレディライクなトレンドにぴったり

レディライク、異素材ミックス…秋はトレンドから「袖コンシャス」に注目!

今からトップスを買うなら、秋まで着られるものを!という方も多い時期。

2019年秋に向けては「レディライク」なテイストが人気に。袖にボリュームを持たせたデザインも増加しています。

トレンドのイエロー系やジオメトリック(幾何学)柄でいち早く2019秋らしい雰囲気を取り入れてみて。


URBAN RESEARCH ITEMS テンセルブラウス

SHIPS for women《予約》【手洗い可能】ジオメトリックVネックブラウス◆

今後秋シーズンが本格化すると、ブラウスやシャツだけでなくニットなどトップス素材のバリエーションも広がっていきます。袖だけを異素材にした「異素材ミックス」のテクニックにも注目ですね。

POINT

  • 「袖コンシャス」とは、「袖に意識が集まるようなデザインの」という意味
  • 袖のデザインにはさまざまな種類がある
  • 夏の袖コンシャスは着やせ効果。秋はトレンドとしての袖デザインに注目して

盛夏から初秋のトップス1枚着の時期、袖コンシャスなデザインを楽しんでみてくださいね。

【参考記事】2019年秋のトレンド情報はこちら!

【2019-2020秋冬トレンド】「レディライク」が鍵?!2019秋冬ファッションの傾向