暦はもうすぐ春ですが、まだまだ寒さが厳しい毎日ですね。
しばらくは冬素材のコートやニットが手放せない日が続きそう。
手持ちの冬アイテムを生かしつつ、トレンドをおさえて季節の変わり目を乗り切るには、少しずつ色の配分を変えていくのがコツです!
2018年の秋冬に流行ったのは「ベイクドカラー」=焼き菓子のような色の服
2018年の秋から流行中の、深みのあるレンガ色や茶色・カーキなどを「ベイクドカラー」といいます。
「ベイクドチーズケーキ」などと言うように「こんがり焼いた」という意味があり、大人女性にとって取り入れやすいカラーなので、ベイクドカラーのアイテムは誰もが1枚2枚は持っているのはないでしょうか?
2019年春は「ペールトーン」が流行。中でも淡いオレンジは新鮮
対して2019年の春からは、「ペールトーン」と言われる淡い色が増えてきます。
ピンク、ブルー、イエローなど春先に淡いカラーが出回るのは毎年のことですが、中でもこの春注目なのが「ペールオレンジ」。
この春、何か一点流行の色を投入するなら、サーモンピンクよりさらに淡いこんな「ペールオレンジ」のアイテムが新鮮でおすすめです。
2019年春は「ニュートラルカラー」のアイテムも豊富
2019年春のもう一つのトレンドは、「ニュートラルカラー」といわれる白・オフホワイト・アイボリー・ベージュなどのカラー。
本来は白・黒・グレーのみを指すのですが、最近では「カラフルでない色合わせ」は、ほぼ「ニュートラルカラー」に含まれるようです。
冬から春へ、色の組み合わせで少しずつシフトチェンジを
季節の変わり目は「着る服がない!」と嘆いてしまいがちですが、冬服を上手に生かしつつ、少しずつ色の組み合わせを変えていきましょう。
本格的な寒さが続く時期は、ベイクドカラーのニットなど手持ち冬アイテムに、ベージュのバッグなどで春待ち気分を投入。
少しずつ春の気配を感じる2月後半からは、暖色系や明るめのベージュ、アイボリーなどのニュートラルカラーを足していきましょう。
そしていよいよ3月になれば、明るい色の面積を大きくとって季節感を満喫。
なんと、あの「嵐」の記者会見も「ベイクドカラー」+「ニュートラルカラー」で
そして実は、この「ベイクドカラー」と「ニュートラルカラー」を組み合わせたコーディネートをみごとに体現していたのが、2019年1月末、日本中に衝撃を与えた人気グループ「嵐」の活動休止会見でした。
大野さん・櫻井さんのカーキや茶色のジャケットは「ベイクドカラー」
松本さん・二宮さんのジャケットは「ニュートラルカラー」
相葉さんのピンクのジャケットが「ペールトーン」
と、彼らの服装だけでこの春選ぶべき服のカラーが全部分かってしまうほど。
ダークスーツで会見するグループも多い中、「最後まで笑っていたい」という彼らの希望を取り入れ、プライベートな服装に近いリラックス感のあるコーディネートが好評でしたが、さすがにトレンドも完璧に押さえていましたね。
POINT
- 2018年秋冬は、焼き菓子のようなくすみ色「ベイクドカラー」が流行中
- 2019年春は、淡い暖色系カラーや「ニュートラルカラー」の洋服が流行りそう
- 手持ちの「ベイクドカラー」と、淡色アイテムの組み合わせで季節感を
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フリーライター。新聞社や大手通販サイトにてファッション・ライフスタイル系記事を執筆中。幅広い世代の流行やトレンドから、自分を含めた大人女性が毎日のファッションにリアルに取り入れられるアイテムや着こなしのヒントを厳選してお届けします!