「ジュエリーショップの選び方」も3回目となりました。
あなたに合うジュエリーショップは見つかりましたでしょうか?
今回はオンラインショップやモールなど、インターネット上の通販でジュエリーを購入する際の見極めポイントをお届けいたします。
洋服や雑貨の通販は慣れている方も多いかもしれませんが、ジュエリーを通販で購入する際には何に気をつければ良いのでしょうか?(販売側の方は自社のオンラインショップをチェックする参考にしてみてくださいね)
【「オンラインショップ」とは?】
インターネット上で商取引ができるWebサイトのこと。
「ネットショップ」「ネット通販」「ECサイト(EC=Electric Commerce;電子商取引)」などさまざまな呼び方があります。
複数のショップを集めて商店街にしたサイトは「オンラインモール」といいます。楽天市場などが有名です。
さらにカタログ販売なども含めた無店舗販売全体のことを「通販(通信販売)」といいます。
まずは基本!サイズや素材の表記をしっかり確認!
肌に直接触れるからこそ、サイズ感や素材にはこだわりを持つ方の多いジュエリー。
オンラインショップで購入する際にもこの2点が重要です。
- 通販だからこそのサイズ選び
ネックレス、ブレスレットもブランドやデザインによってチェーンの長さはそれぞれですが、特に難しいのがリングサイズ。
基本的には号数で表されるので、自分のサイズが分かっているのであれば購入は難しくはありません。
しかし、通販だからこそのサイズ選びが重要です。
じつはリングのデザイン、形状によって同じ号数でも着用感が異なります。
たとえば細身のリングは7号でも、幅広リングになると7号が入らないことも。
店舗で購入する際には確認できますが、試着ができないからこそのサイズ選びを意識しましょう。
- 紛らわしい素材表記には注意
次に素材ですが、特に表記に関しては注意が必要です。
ゴールドであればK18YGやK10、プラチナであればPt900などど表されます。
しかし、中にはこの表記を利用したものもあります。
たとえばPt100。
この素材は90%がプラチナ以外の割金(わりがね)を使用しており、知っていて購入するならまだしも、Pt1000と間違える例もあるため要注意です。
ほかにもゴールドフィルド(GF)やゴールドメッキ(GP)の表記を見落とさないようにしましょう。
14KGFと書かれていれば真鍮(しんちゅう、ブラス)に14金を金張りしたもので、14Kとは違います。
天然石に合成石、人工石の違いも同様です。
表記がない場合には、事前に問い合わせをおすすめします。
しっかりしたお店を見極める!チェックするべき3つのポイントとは?
購入する際に気をつける点を押さえたら、つぎはお店としての体制をチェック。
体制の整ったオンラインショップであれば商品も信頼できるので、きっと長く付き合えるお店となることでしょう。
- 写真のイメージと実際の商品の違いは?
通販で最も大切なのが写真。
写真の良し悪しで購入が決まるといっても過言ではなく、商品を実物以上に良く見せようと過度に手を加えている場合もあります。
とはいえ、実物と写真を全く同じに撮ることはとても難しいもの。
だからこそ、実際に見たジュエリーの色味や質感に近づけることを意識しているお店を選びましょう。
お店側の写真に加えて、実際に購入した方の口コミや写真を参考にしてみるのも良いですね。
- 一期一会!ジュエリーならではの特性を説明している?
商品の説明がていねいかどうかも大事なチェックポイント。
ジュエリーは一点ものも多く、特に天然石や真珠には個体差もあります。
角度によって見え方が違う商品も多いものです。
そのような特性をきちんと説明してあり、石の状態やデザインのディテール、サイズ感などをわかりやすく表現しているお店を選びましょう。
この点は、購入する側としても、時としてジュエリー選びは<一期一会>(いちごいちえ:一生に一度だけの出会い)であることを意識しておくと良いでしょう。
- 問い合わせ先やアフターケア、販売の体制は?
また、スムーズな問い合わせが可能か、アフターケアもしっかり行っているか、在庫の把握ができているかも重要なポイント。
取り寄せや受注生産ではなく、サイズがあるのにも関わらず発送が遅れる場合などは、事前に連絡がない限りあまり信頼できるお店とはいえません。
現在ではジュエリーをオンラインで購入するハードルもそれほど高くはありませんが、通販は直接見えないからこその色味やイメージの差異があり、個体差もあることを留意しておく必要があります。
事前にチェックしておくべき点を知っておくことで、満足できるショッピングにつなげることができるのです。
気に入った商品がちゃんと届くように、チェックはしっかりと行いましょう!
POINT
- オンラインでは試着できないからこそサイズ選びは慎重に
- 商品説明や素材表記をしっかりと確認、不明点は問い合わせを
- 写真や説明、アフターケアなどお店の体制の充実度をチェック!
Text by Erika Nishina + officenovel
【あわせて読みたい】ジュエリーショップを訪れる際、どんな服装をすればいいかお悩みならこちらの記事もおすすめ!
この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます
大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。