地金や宝石、デザインで季節感を取り入れることもできるジュエリー。
ピンとくるモノに出会うためには「どこで買うか」が重要で、「ディスプレイ・商品編」ではジュエリーショップの選び方を述べました。
今回は視点を変え「接客」からお店を見極めるポイントをお届けします(販売側の方は、お客様視点でお店をチェックする参考にしてみてくださいね)。
どこでジュエリーを買う?3つの接客ポイントをチェック
なにかを買う時、お店へ足を運んで購入するのであれば、ほとんどの場合接客は切って離せません。
扱うモノやお店によって接客方法は異なりますが、ジュエリーショップでは3つのポイントを意識しましょう。
- 駆け引きをする接客
下見と伝えているのにも関わらず「今買わないともうない」と何度も言ってくる場合、お客様のことを考えずに今売ることを目的としている可能性も。
買わないと言った瞬間に対応が変わる場合も要注意。
下見の場合にはしっかり相談できるお店なのかを確認しましょう。
- 押し付ける接客
明らかにテイストや好みに合わないアイテムばかり推してくる接客にも気をつけましょう。
お客様ファーストではなく、お店として売りたい、その人が売りたい商品を勧められている可能性が高いです。
また、価格の「安さ」だけを強調する接客も、商品の魅力をしっかりと伝えていないためNG。
- 一方的な接客
説明を求めた場合を別として、アイテムの素材や製法、使用している石の説明をつらつらとするだけの接客は注意が必要。
もちろん、どんな素材を使用しているか、石をどこで買い付けたのかというストーリー性はアイテムの魅力を高めるもの。
あくまで商品の説明のみ一方的にする接客は、お客様の立場に立てていないため気をつけるべきということです。
ジュエリーショップを見極める!良い接客とは?
良い接客はこれ!と一概には決められません。
どんな接客が良いか好みもあり、同じお店でも販売員によって接客スタイルが異なる場合もあるからです。
とはいっても接客を見極めるポイントがないわけではありません。
重要なのは「ニーズを引き出し、適切な提案をする接客」ができているかということ。
その日の服装やメイクだけで判断するのではなく、あなたのパーソナリティーをしっかりとみて、似合う・求めるアイテムを提案してくれる接客。
また、きちんと対話ができ、あなたの意志を尊重してくれることも重要なのです。
見極めるためにはまず会話を!求める接客を考えてみよう
商品を扱うプロであり、手にとって分かる情報以外にもさまざまな魅力を伝え、そしてあなたの魅力を高める提案を行うのが販売員です。
押し売りされたくない。
接客は面倒で嫌い。
接客が好きでない方はこう思われるかもしれません。
しかし、だんまりショーケースを覗いていても望むジュエリーとの出会いは難しいもの。
だからこそ信頼できるショップをみつけることができれば、その日には出会えなくても、この先出会える可能性が高まるのです。
そのために上記で挙げたポイントをヒントに接客を見極めてください。
きっとジュエリーとの出会いが今よりもっと楽しめます。
POINT
- 一方的であなたを見ていないと感じる接客には注意
- パーソナリティーに合った提案ができるショップは信頼度大
- 良いショップを見極めるためにはまず会話を
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大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。