琴線に触れるデザインにふと出会ったときや、憧れのブランドが似合うようになったとき。
なにげない日から特別な日まで、ジュエリーを求める機会は人によってさまざまです。
選ぶときの思い入れが一層強いジュエリーだからこそ、自分が本当に求めるジュエリーと出会いたいものですね。
今回は、そんなあなたにぴったりのお店選びができるよう、ディスプレイや商品からお店を見極めるポイントをお届けします(販売側の方は、お客様視点でお店をチェックする参考にしてみてくださいね)。
どこでジュエリーを買う?ディスプレイは直感で
ショップに入った時にまず見るべきは商品ではなく、商品を魅力的に演出するためのディスプレイ。
商品のテイストと合っているかはもちろん、さらに重要なことが2点あります。
- 清潔感があるか
まずは埃やゴミがないかをチェック。
こまめに清掃を行っているかというだけではなく、商品に動きがあるかも把握できます。
埃を被っているのであれば、しばらくその商品は触れられていないということ。
お客様も少なく回転率も悪いお店である可能性が高いのです。
- 見やすいかどうか
また、商品がショーケースいっぱいに詰められていないかをチェック。
たくさん商品が並ぶお店は魅力的ですが、ショーケースの大きさを無視したディスプレイには注意しましょう。
商品管理をしっかりできないお店のため、ディスプレイを「魅せる」ためではなく、在庫を把握しやすいようにすべて出しているケースもあるからです。
清潔感があり、見やすいと感じるようなディスプレイは、お客様の立場に立ったお店である可能性が高いのです。
自分たちの管理しやすさでディスプレイを決めているかどうかは、お店の体制やサービスとも大きく関わってくるため要チェック。
商品は実際に手にとって!見極めるための2つのポイント
ディスプレイの次は商品。
ぱっと見のデザインに惹かれたとしても、実際に手にとってみましょう。
- 日頃からメンテナンスをされているか
まずはジュエリーの汚れをチェック。
指紋や皮脂、埃などの汚れが付着していたり、金属の色味が変化している場合はメンテナンスを怠っている証拠。
そのような状態の商品が多いかを確認することで、ジュエリーをしっかりと扱っている、そして長く付き合っていけるお店かを判断することができるのです。
- 造りがしっかりとしているか
市場に出回っているジュエリーは必ずしも「高価だから造りもしっかりしている」とは言えない現状も。
数万円のリングの爪留めがゆるく今にも外れそうだったり、磨き残しがあったり。
意図されたデザインとは思えない加工や仕上げは販売員に確認をおすすめします。
ほかにも留め具やピアス金具の動作もチェックポイントのひとつです。
お店のカラー、コンセプトは?自分の指針も決めてみよう
最後に、商品とショップの雰囲気に「明確なカラーがあるか」を見極めることも重要。
「なんでも揃う」は魅力的な言葉でもあります。
しかし、お店自身の指針がしっかりとしていないと、ジュエリーの魅力を人へと伝えるのは難しいもの。
セレクトショップでも、コンセプトに共感できるお店を選びましょう。
ネットショップとは違って実際に手にとるからこそ、長年愛せるジュエリーと出会いたいですよね。
上記で取り上げたチェックポイントに加えて、自分なりの指針を決めることで、素敵なジュエリーと出会える可能性も上がること間違いなしです。
POINT
- 清潔感と見やすさはショップの魅力に直結する
- デザインだけでなく様々な角度から商品をチェック
- 「良いショップ」に求める指針を明確に
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大学卒業後、ジュエリー専門学校にてメイキングとデザインを学ぶ。ジュエリーセレクトショップ・百貨店にて販売員経験あり。あなたとジュエリー・アクセサリーとの距離を縮める記事をお届けします。