ジュエリーの基礎知識

「ネックレス」と「ペンダント」の違いとは?さらに「チョーカー」との違いは? 

ネックレスやペンダントといえば定番のジュエリー・アクセサリー。表情を明るくする輝きがあり、自分のおしゃれにもプレゼントにも最適なアイテムのひとつですよね。

さてネックレスにペンダント…何気なく使っている名称ですが、ネックレスペンダントはどこが違うのでしょうか?さらに、チョーカーとの違いは?
今回は「首飾り」、首周りのジュエリー・アクセサリーの表現の区別についてお届けします。

ネックレスとは「首飾り」の総称

ネックレス(necklace)」は、首の周囲につける「首飾り」の総称です。

ネックレスという言葉の意味は「首(neck)+ひも(lace)」。

原始時代から世界各地で用いられた痕跡があり、人間が最初に身に着けたジュエリー・アクセサリーはネックレスでは?と言われています。首の周りに貝や動物の骨・牙を飾ったのでしょうね。
人間がネックレスを身に着け出した理由としては以下が考えられています。

  • お守りとして…宗教・呪術的な「護符」
  • 立場を示すものとして…身分や権力の象徴
  • 飾り・楽しみとして…装飾

生命や自然の一部を身に着けることは、古来から人間に勇気や自信、喜びを与えるものだったのではないでしょうか。

ペンダントとは?答えは「ネックレスの一種」

さて「ネックレス」と「ペンダント」の違いとは?

答えは、「ペンダントはネックレスという総称の中の一種」です。

ネックレスの中で、ぶら下がった飾りを持ち、主にV字状のシルエットになるのがペンダント。この先端の飾りのことは「ペンダントトップ」「トップ」と呼ばれています。また「チャーム(人を惹きつけるもの、という意味)」と言われることもありますね。

ちなみに「ペンダント(pendant)」とは「垂れ下がっている、吊り下げる」という意味なので、天井から吊り下げる照明器具もペンダントと呼ばれます。

ブランドのカテゴリなどで「ネックレス」「ペンダント」と並列で使われている場合、ネックレスの方は「ペンダントトップがなく着用時に主にU字状になるデザイン」を指すことが多いです。
実際の区別の線引き・使われ方は各ブランドでも表現が分かれますので、ネックレスやペンダントを探す時はよく確認してくださいね。

「チョーカー」とは?ポイントは「長さ」

 では、首飾りの名前でもうひとつよく聞く「チョーカー」は、ネックレス・ペンダントとどう違うのでしょう?

答えは「チョーカーもネックレスの一種」です。ポイントは「長さ」。

「チョーカー(choker)」とは、「息をふさぐもの、詰まらせるもの」という意味です。
ネックレスの長さの中でちょうど首周りぴったりに沿わせる長さ(35~36㎝)をチョーカーと呼ぶのです。

参考:ネックレスの長さの目安と名前の一覧。長さ調節の方法もご紹介!

POINT

  • ネックレスは「首飾り」の総称
  • ペンダントはネックレスの一種、吊り下げる「トップ」を持つ
  • 首周りぴったりに沿わせる長さの首飾りが「チョーカー」

ネックレス・ペンダント・チョーカーの違いをまとめてみました。
ネックレスは相手の視界に入るジュエリー・アクセサリーなので印象も強いですよね。さまざまなネックレスで、気分に合った着こなしを楽しんでくださいね。